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六話(ようやくセカイが出て来ます) ページ8

僕は自室へ戻り、お気に入りの曲を流そうとスマホを触る。プレイリストを見ると、[untitled]と言う曲があった。

[untitled]?なにそれ?まぁ聞いてみるか。再生ボタンを押した瞬間、僕の目の前はスカイブルーに包まれた景色が広がり、どこか懐かしいような感じがした。

あったかいのに冷たい…何これ?
周りは空色でで大きなスクリーンが一台目の前にある。
すると誰かが後ろから声をかけて来た。

?「A」

『誰ですか?って…もしかして初音…ミク?』

ミク「うんそうだよ。」

ミクは嬉しそうに返事をした。あれ?なんか服が違うな。フードが着いている大きめの上着と短パンを履いている。姿はちょっと違うけどたしかにミクだ。

ミク「ここはAのセカイだよ。ここでは本当の自分を出しても良いんだよ。」

『セカイ…?本当の自分…?ごめんミク、ちょっとどう言うことか分からないな。』

そういうとミクは悲しそうな顔をしながら

ミク「…そっか。」

と言った。するとミクは何かを思い出したかのような顔をして僕に話し掛けてきた。

ミク「あ!そうだ!ねぇA、ここ以外のセカイに行ってみない?」

『ここ以外にもセカイ?があるの?』

ミク「うん!セカイは想いで出来ていて、ここ以外にも5つのセカイがあるんだ。」

『へー。じゃあ行ってみようかな。』

ミク「じゃあ決まりだね。どこから行く?」

いつもの台詞を言う。

『お任せで。』

するとミクは微笑んで

ミク「りょーかいっ!」

 と言った。

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作者名:AKANE | 作成日時:2023年6月1日 0時

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