悪魔の実？いいえ。体質です part8【ワンピース】

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〜A〜



｢どう……でした？｣


帰ってきたサカズキさんに駆け寄るとエースに引き剥がされた


｢ちょ、なに！？｣


エース｢近いんだよ｣


｢近くない。気のせい！｣


シャンクス｢聞くだけならここでいいだろ｣


何かに吹っ切れたようにシャンクスさんは人前で私とイチャつくことをなんとも思わなくなった


一方的に絡まれてるだけなんだけどね



絶対にこのスキンシップは親としてじゃない


もしもそれを口にしたら(聞いたら)どうなるんだろ


築き上げてきた関係性にヒビが入ってしまいそうで怖い


シャンクスさんはお父さんに盛られた薬のせいでこうなってるだけなんだよね？


サカズキ｢赤髪がAを離したら教えてやる｣


｢そ、そうですよ！だから離してください｣


シャンクス｢い･や｣


可愛らしい子供じみた笑顔



って、ときめいてる場合じゃない



このままだと話しが進まない


わざわざ争いの火種を撒きたくないけど、いま優先すべきことは一つ



｢こ、これで……お願いします｣


シャンクス｢っ〜〜｣


ほっぺたにキスをすると私を捕らえていた力が緩んだ



脱出に成功して話しを聞く体勢に入ると部屋の温度が急激に上がった



全員『(なんでコイツばっかり……！！)』


だからやるの嫌だったんだよね


サカズキさんまで愛想つかしたようにため息までついた


私なりに考えた方法なのに……



私のやる事なす事全部、裏目に出てる気がする




話しが脱線すると囲んだいたテーブルが真っ二つに裂けた






エアリス｢いつまでくだらないお喋りをしているの｣


笑顔の下に真っ黒な怒りが見えた


え？これお母さんがやったの？


エアリス｢何もするつもりがないなら貴方達を斬り刻んでもいいのよ？｣


そういえば忘れてたけどお母さんも変人と呼ばれる化学者


短刀を手にするお母さんに逆らえるはずもなく大人しくなった




あのお父さんと長年夫婦をしてるんだ



お母さんだって只者なわけない




怒るほど大切な存在ならそんな簡単に諦めないで欲しかった

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