悪魔の実？いいえ。体質です part8【ワンピース】

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〜A〜



ルフィ｢すっげぇな今の！！｣


シャンクス｢神の力……か？｣


フロンテイル｢この子はとても“特別”だからね｣


オーディン｢そうか。その娘は……。下賎などと一括りにして失礼した。貴殿が成長を遂げる前に邪魔者を排除しておこう｣


意味ありげな台詞


空気がザワつくのを肌で感じる



“小さな違和感”に気付いたとき目の前が真っ暗になった





倒れたんだ




血を吐きながら大きな音を立てて……





Dの名前を持ったみんなが





オーディン｢意外に多かったな｣


これは悪い夢だ


そうでなければルフィ達が死ぬなんて……


私と関わったせいで死んだとでもいうの？



責任から逃れたいわけじゃないのに“私のせい”という事実が重くのしかかってきた



時間を飛ばして未来に行けても、時間を巻き戻して過去には行けない



大事な仲間を救えない



ルフィ｢いってぇーー！！｣


ガープ｢死んだかと思ったわい｣


左胸を抑えながら、まだ消えていない命に驚いていた


オーディン｢心臓は確かに潰した｣


フロンテイル｢お前ならそうすると思ったから、本来の心臓の周りにもう一つの偽物(心臓)で覆ったんだ｣


全員『んなこと出来るか！！！！』


フロンテイル｢出来ないのは考える頭と、作る技術がないからだろ？｣


全員『(コイツ……1回死ねばいいのに)』


冷ややかな視線を向けられているのにお父さんは普通で、後ろから思いっきり殴りたい



オーディン｢ならば何度でも殺すだけのことだ｣


生まれて初めて私は、“神様”に楯突こうとしている


幼い頃よりずっと神様は特別で、その言葉は絶対だと教わった



でも…………もし私の大切な人達を殺すのであれば、例え神様でも己の刃を向けるしかない




フロンテイル｢私としては非常に残念だが、もう終わりだ｣


最後に飛ぶ斬撃を戦闘に参加していた神様全員に放って、剣を鞘に納めた


オーディン｢ふざけるな。これから第二幕の始まりだろ｣


フロンテイル｢いいや。お前は使ったんだよ。Dの名前に神通力(その力)を。だから終わりだ｣


オーディン｢お前ともあろう者が状況が読めないのか｣


フロンテイル｢読めてるさ。今のお前は“未来が視えない”つまり、すぐ後ろに二人いることにも気付いていない｣



頭に血が上らないよう冷静状況判断に務めた



時間を飛ばせば瞬間移動のように一瞬で後ろをとれる




だから私は二人を信じた




きっと意図を汲み取ってくれると

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