悪魔の実？いいえ。体質です part4【ワンピース】

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〜A〜



ロー｢はぁ……A。早くそこから出ないと、このまま襲うぞ｣



本気にも捉えられるその言葉に私の決意は僅か6秒で崩れた






｢〜///服着て下さい！！｣


ロー｢見たかったんじゃないのか？｣


｢違いますけど！！？｣


だから私が脱がせたかったのはベポさんなんだって



あ、いや……この表現じゃ誤解が生まれる



脱がせたかったけどそう言う意味じゃない


あの素晴らしい毛並みを堪能したかっただけ


服の上からよりも直触りのほうがよく分かる


ロー｢そんな目をして……襲って欲しいのか？｣


｢っ……///｣


ニヤリと笑ったローさんは私に馬乗りになった


それが意味することとは……


｢ちょ……｣


ロー｢このまま気ぃ失っても襲うからな｣


お互いの息が交わるぐらい顔を近づけられた


顔を逸らそうとするも、押さえられていて動けない


このままでいるのか、それとも意識を飛ばしたほうがいいのか


ロー｢おれだけを見てろ｣


目線を横にズラすとそんな言葉が飛んできた


｢み……見てますよ｣


今だけ




ローさんは｢そうじゃない｣とでも言うように、触れるだけのキスをした



強引でも意地悪でもない



触れる(優しい)キスに、少しばかりローさんを意識してしまった



ロー｢悪いな。こんな男で。どうしても麦わら屋達に嫉妬しちまってるんだ｣


顔を見られないようにか帽子を深く被った


｢ローさん…………。そんな理由で私に意地悪してたんですか？｣


行動(こと)の真相が分かると何だかローさんが可愛く見えた


私はあと3日したらルフィさん達の元に戻る



そうしたらローさんだけじゃない


エースさんやシャンクスさん達ともそうそうに会わなくなる





それはそれで私も寂しい


だからといってこんな深く残る嫌がらせをするのはやめて欲しい


程よく思い出すぐらいが丁度いいのに、しっかりと刻み込むなんて



｢とりあえず、どいてもらえると助かるんですけど｣


ロー｢このままおれのもんになる気はないか。想い(好き)なんて後からついてくればいい。おれはどうしてもAが欲しい｣


ええーー


その言い方だと私の想いはなくていいってこと？



好きな人が、自分を好きじゃなくても側にいて欲しいという思いは理解出来ない


邪魔だったのか、ローさんはメガネを外した


何してるのこの人！！？



この至近距離でフェロモンにやられたローさんは正気を保つので精一杯だった

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