悪魔の実？いいえ。体質です part7【ワンピース】 (ページ9)

今日:3 hit、昨日:14 hit、合計:129,121 hit

285 ページ9

〜シャンクス〜

素質とか、そんなんじゃない気がした

何の訓練もなしに覇王色の覇気をあそこまで完璧に使えるなんてありえない

水に触れただけで泣いたのも、もしかしたら……と思った

確認せずにはいられない

島を出る際にフローから渡された通信機器

電伝虫とは違いどれほど遠く離れていても必ず繋がる

そしてなぜか、これだとフローはすぐに出てくれる

シャンクス《なぁフロー。Aの記憶は消したんだろうな》

フロンテイル《え、いつの記憶(こと)だい》

シャンクス《海に落ちた時のだ》

フロンテイル《あぁ。あー……ちゃんと消したよ。何かあったみたいだね》

シャンクス《Aが水を怖がった》

フロンテイル《へぇーー。で？》

シャンクス《だから……！！もしかして記憶が……》

フロンテイル《ははは。かもね》

シャンクス《笑い事じゃないだろ。おれはもう……あんな風に泣くAを見たくないんだよ》

フロンテイル《じゃあ見なければいいだろ？》

シャンクス《そういうことじゃなくて……！！》

フロンテイル《そんなに心配なら君が守ればいい。そのための力ならあるんだから。私は別に気にしないよ。年の差なんて》

シャンクス《お、おい……》

切りやがった

もう一つ聞きたいことがあったんだが

Aは何かしらの“制限”がかかってる気がしてならない

だが、記憶を失ったことによりその“制限”は外れて、覇気を習得したりしろモチを嫌いになったのだとしたら……

なぁフロー

お前は一体Aに何をした……？

もしそれがお前なりの愛情だとしたら、なぜそんなにもAが不幸になるようなことばかりする

それは当然、おれ達が納得できる理由があってのことなんだよな？

おれには血の繋がった子供はいないが、家族で在るのなら愛することは当たり前のことなんだ

白ひげのように