悪魔の実？いいえ。体質です part7【ワンピース】 (ページ4)

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〜A〜

赤髪さんの胸に顔を埋めていると背中に痛い視線が突き刺さる

チラッ振り向くと刃物みたいな目で見られていた

怖いよ怖いよ

背中に手を回してしがみつくと更に視線は強くなった

｢あか…がみさ……｣

シャンクス｢(この体勢で上目＋涙目は反則だろ。しかも胸が当たって……////)｣

赤髪さんに抱きついていると頭の上にいるマルコがやたらペシペシしてくる

マルコも怖いんだ！！

守るようにマルコを包むと、ペシペシをやめてくれた

｢ここにいたら安全だからね｣

シャンクス｢お前らさ。その睨むのやめろ｣

エース｢はぁ！？睨んでねぇよ！！｣

｢オコラレタ……｣

エース｢Aにじゃねぇよ！？｣

｢ドナラレタ……｣

シャンクス｢おー、よしよし。怖いなぁ｣

｢えへへ｣

赤髪さんに優しく頭を撫でてもらった

こうして側にいてくれるなら何も怖がることなんてない

シャンクス｢かき氷食うか？｣

｢食べる！！かき氷ってなに？｣

目の前に、赤青緑黄の色がついたカップに入った氷のようなものが置かれた

恐る恐る指ですくうと冷たかった

｢つ……つめ……た……｣

シャンクス｢このスプーンで食べるんだよ｣

口を開けて食べさせてくれるのを待った

赤い色の氷が口に入ると、冷たくて甘くて美味しかった

氷は美味しいより冷たいが勝つ

エース｢A！あーんならおれがしてやるって！！｣

｢やだ……｣

エース｢なんで！？｣

｢マルコいじめる｣

エース｢だからそれは……。マルコもいつまでその姿でいるつもりだ！！｣

｢この人嫌い｣

ガープ｢なぁエース。わしが言うのもアレだか、もう黙ったほうがいいぞ｣

クザン｢かなり不憫だな｣

ボルサリーノ｢海賊だけど同情しちゃうねェ〜｣

サカズキ｢自業自得だ｣

エース｢お前らなんかに同情されたくねぇっての｣

｢あ、マルコ……｣

マルコはいじめる人のとこに行き、慰めるように肩にポンと手(羽)を置いた

優しい……！！

良い子のマルコにご褒美のキスをすると力が抜けたように倒れ込んだ

｢((Σ(ﾟдﾟlll)｣

そんなになるほど私のこと嫌いだったんだ

なのに私に気を遣って仕方なく……

マルコは良い子だな

これからは不用意に触れないように気を付けよう

｢ごめんねマルコ｣

撫でてあげようとした手は不自然なとこで止まった

触れたらダメだから言葉だけの謝罪にしておこう