悪魔の実？いいえ。体質です part7【ワンピース】 (ページ3)

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〜A〜

すぐそこまで出かかっているのに、言葉は声にならない

喉に何か引っかかってる感覚に近い

シャンクス｢どうした。喉が乾いたか？｣

｢うん｣

知りたいのに聞けないのは、思い出しては(知っては)いけないという警告

シャンクス｢A。お前もしかして……｣

｢え？｣

シャンクス｢いや……。なんでもない｣

言葉を濁らせるこの感じは……赤髪さんは“知っている”

言いたくないのは聞いてはいけないのと同じ

だから私は聞かないことにした

｢これ美味しいね。なんていう飲み物？｣

シャンクス｢りんごジュース｣

｢りんご……｣

ちびちび飲んでいるのに口の端から零れてしまい、赤髪さんは指で拭ってくれた

｢((ｶｧ///｣

シャンクス｢ほら。ストローで飲め｣

｢ん……｣

センゴク｢なぁ赤髪。なぜ貴様はさっきからAを子供扱いしている｣

シャンクス｢Aの好きそうな物を選んだだけだ｣

ガープ｢その食べさせる意味はなんじゃ｣

シャンクス｢これは……なんだろうな｣

サンジ｢そんなの、Aちゃんを子供にしか見てないからだろ｣

シャンクス｢まぁ確かに、おれはAの父親だけど｣

｢え！！？そうなんですか！？｣

シャンクス｢正確には親代わりな｣

｢ふつつか者ですがよろしくお願いします｣

ナミ｢A。その言い方は違うから｣

エドワード｢その若造が親代わりならおれだっておめぇの父親(オヤジ)だ｣

｢私には……一体何人のお父さんがいるんですか｣

シャンクス/エドワード『おれだけだ。……あﾞ？』

｢あの顔の変な人は……｣

シャンクス｢フローは実の父親だが、父親職は放棄している｣

｢お父さんなのに？｣

ガープ｢あやつは自由人だからな｣

｢赤髪さんと白ひげさんがお父さんっていうのは？｣

センゴク/ガープ『ただの妄想だ』

｢？？つまり全部嘘？｣

シャンクス｢おれはフロー直々に指名をもらったんだ｣

エドワード｢おれの船に乗ったら誰の子だろうが、おれの子供だ｣

｢ほ、ほんと？｣

誰の言葉を信じればいいのかな？

でも、こんな風に愛される感覚は知ってる

恥ずかしくて嬉しくて、初めてづくしの愛情は別の意味で鼓動を早くする

私の熱と鼓動の音が伝わってしまうんじゃなかいと不安になる

この気持ちは私だけの感情(もの)だから誰にも知られたくないと思うのは欲張り(傲慢)だろうか