悪魔の実？いいえ。体質です part7【ワンピース】 (ページ13)

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〜A〜

私の指を一通り満喫したしろモチはダラダラと流れる血を見て、わなわなと体を震わせた

｢大丈夫大丈夫。これくらい平気だから｣

チョッパー｢え！？A痛くないのか！？穴が空いて向こう側が見えてるのに……｣

手当てをしてくれていたチョッパーさんは包帯を落とすほどビックリしていた

｢いや……あの……｣

痛いよ。痛いんだけど……

それを言うとしろモチがストレスを感じてしまう

サンジ｢いいからチョッパー。早くAちゃんを手当てしてやれ｣

チョッパー｢そ、そうだな｣

ナミ｢よかったわねしろモチ。Aの記憶が戻って｣

【きゅぴ！】

記憶なんて失ってないんだけどな

私の意識がフワフワしてる間に何が起きたんだろ

不本意だけど謝ると、頭をわしゃわしゃ撫でられた

センゴク｢さて、では本題に移らせてもらおう｣

｢本題？｣

センゴク｢これはなんだ｣

目の前に突きつけられた新聞から目を逸らして、どこか遠くのほうを眺めた

今日も海が青いな

空にも鳥がいっぱい飛んでる

平和っていいな

サカズキ｢いつから火拳とそういう仲になった｣

クザン｢大丈夫だよ。怒らないから話してみ？｣

ここで焦って弁解すると嘘っぽくなる

深呼吸して気持ちを落ち着かせて真っ直ぐとサカズキさん達を見た

ゾロ｢そりゃ優勝商品の肉のための偽カップルだ｣

サンジ｢Aちゃんが男を作るわけないだろ｣

ナミ｢それを言ったらここにいる全員に見込みがないってことだけど？｣

ナミさんの鋭い指摘にサンジさんは｢そうなんだよな｣と言いながら肩を落として涙を流した

私は普通に好きなんだけど、その好きじゃないらしい

好きには色々な種類があって難しい