悪魔の実？いいえ。体質です part7【ワンピース】 (ページ30)

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〜A〜

フロンテイル｢そうだよ。この世界そのものを創り出した創造主。古来より人間が崇め続ける存在。正真正銘の神だ｣

この人は何を言っているんだろう

神様は御伽噺に出てくる一番偉い存在(ひと)であって実在するわけがない

フロンテイル｢このミスト島が出来た年だったかな。人間にとある神が恋をして、そのまま結ばれた。以来、我々子孫が“ホーラ”を守ってきた｣

エアリス｢あらアナタ。“ホーラ”に関しては“なぜかうちにある設定”じゃなかった？｣

フロンテイル｢あ、そうだった。今のはナシ。忘れてくれ｣

｢ナシとかないから！！は！？つまり私達は神の血を継い(引い)てるってこと？｣

フロンテイル｢平たく言えば｣

｢ありえないんだけど｣

フロンテイル｢本当はもっと早くに言うつもりだったんだけど。いや、本当に。でもAに全然好きな人が出来ないから仕方なく｣

｢真実を語る前にフェロモン体質に変えたと？｣

フロンテイル｢さすがに私達の娘だ。察しがいいね｣

｢そこまで言われたら誰だって分かるよ！！｣

色々と言いたいことがあるのに、どこをどう怒ればいいんだろ

ナミ｢でも待って……神の嫁になるってことは、もしかして不老不死になれちゃったりするの？｣

フロンテイル｢するよ。未来永劫。死ぬことが出来ずに永遠に生き続ける地獄を味わう｣

シャンクス｢だからお前は娘であるAにそんな辛い目に合って欲しくなくておれと……｣

フロンテイル｢違うよ｣

シャンクス｢違うのかよ｣

フロンテイル｢癪だろ？たかだか神ごときに私達の娘をやるのは｣

エドワード｢おいおい。その言い方じゃまるで……｣

フロンテイル｢嫌いだよ。私はこの世で最も、神という存在が｣

自分も神の血を引いてるくせに

フロンテイル｢ふふ。着いておいで。君達も神と話しをしたいだろう？｣

｢会えるの？｣

フロンテイル｢あぁ。こっちだよ。エリー。悪いけど、私はちょっと出掛けると島長に伝えておいてくれるかい｣

エアリス｢ええ。分かったわ｣