太陽と月と星5【神谷浩史】

頑張ろうぜ。 ページ10

『待ってこれ、何本……？』
関「三百ずつですね」
『嘘だろ………』

机に置かれた半透明のプラスチックケース。
その中に大量に入れられた銀テープ、金テープ
ライブで撒くのに使うから名前とメッセージを書け、と言われてはいたけど……

『多くない……？』
関「しゃ……森川さんと福山さんも同じ数書きますが、Aさんだけ減らしてもらいます？」
『私の扱い、段々手慣れてきたよねぇ』
関「まぁ、マネージャーの仕事始めてからずーっとあなたの担当ですから」
『なんかすごいなぁ、それ。新卒でアクセルワン入って、そっからずっとか』

6年？7年？ありがたいなぁほんとに。
最高すぎる。

関「楽しいですよ、この仕事。やります？」
『やれないなぁ……すっごい大変そうだもん』
関「毎日頑張ってますよ、どこのマネージャーさんも皆凄く良い方で……だからAさんも頑張りましょう」
『へーい、家に持って帰りたい』
関「ダメです、神谷さんにネタバレになるの嫌ですし」
『だよねえ……早く潤帰ってきてーーー、一緒にやろーーーー』
福「呼んだ！？」

事務所のドアを開けて出てきた潤。本気でビックリしてるせっきーが可愛い。

『やっぱり居たよ……不審者がいると思われるからやめて』
関「え、えぇと？おかえりなさい……？コーヒー淹れますね」
潤「あ、ううん大丈夫、俺のテープ頂戴。一緒にやるから」
関「分かりました、僕は外しますね」

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