太陽と月と星5【神谷浩史】

ゴミとかはないよ。 ページ47

『鞄の中身ぃ？嫌ですよそんな、恥ずかしい。って言うかそとでやる事じゃないですよね』
櫻「しょうがないよ、企画だから」
『なんの反論もできない』
櫻「ということで、Aちゃんのバッグの登場でーす」

車輪付きのテーブル(赤い幕がかけられている)の上に乗ったワインレッドの革鞄。
面白いかこれ？シンプルにもほどがあるぞ？

櫻「はい、漁りまーす」
『言い方どうにかなりません？』
櫻「ケータイ、iPod、コード類？が入ったメッシュのポーチ、うわなんだこれ、ぬいぐるみ？」

なぜか耳のところをつまんで出す兄さん。
そんな汚いものを取るみたいな出し方やめてほしい。可愛いでしょう？

『ペンポーチですね、浩史と小野ナントカって人がやってるラジオのグッズです』
櫻「へ、へぇー。猫……か、これ？まぁいいわ、次はー？お、台本入ってんじゃん」
『それ出したらダメなやつです』
櫻「まあそうだろうな。これは……CD？６枚もあるけど」
『一枚一枚紹介していくと音楽番組になりそうなのでやめておきますけど、全部浩史のやつです。晴れるように』

ハレシリーズ。本当に効くよこれ。暑いくらいだからね今。

櫻「そういやあいつ晴れ男だもんな」
『デートで雨降ったことないので』
櫻「いきなりのろけるのやめていただけます？相合い傘出来ないじゃん、ダメじゃん」
『兄さんのダメの基準がわからない』

招き入れ。→←皆使おう。

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