太陽と月と星5【神谷浩史】

あいつの居ない。ニ ページ24

櫻「はい、再開しまーす」

『んで………安元さん？安元さんはねぇ……仕事してるときの顔からいつもの優しい顔に戻る瞬間がめっちゃ良いよ。ほんっと見て欲しい。そういう写真とかが40+1っていう本になってます。買ってね！』

安「え、は？おう……ありがとな……？」
櫻「ことあるごとに宣伝してるよAちゃん」
安「あの子すっげえいい人ですよね……」

そう言って何か微笑ましい、と苦笑い。櫻井のはい！続き！という声でビデオが再開される

[『孝宏兄さん……いつも優しくて、悩んでるときに変なアドバイスとかしないで見守ってくれてありがとう！これからもよろしくお願いしますね！』]

櫻「っ……ぅ……うん、駄目だ全然泣けない」
豊「櫻井さん、もうちょっと頑張って下さい」
福「最初声湿っぽかったのに目が乾ききってますもんね」

むりだったねー、と目を細めて笑い、もう次行こうよ！と進行する。

[『潤？良いよ撮ってんのお前じゃん。はい、バイバーイ！こっからも楽しんで、気をつけて帰るんだよ〜、転んでケガしたら思い出が台無しだからね！じゃあね〜！』]

ねえ酷くない？ちょ嘘でしょ取んないでおい待て…と福山の声と共に画面が揺れ動き、自撮りのような体勢になった。

[『潤も私も、みんな頑張ってるから、これからもよろしくお願いします！はい潤も！』
福「え、は？あ、よ、よろしくお願いします」]


櫻「え、待ってお前全部知ってたの！？」
福「………てへ！」
安「可愛くねぇ、Aちゃんにやってほしい」
沢「自撮りちょっと慣れてない感じめっちゃ可愛くないですか？」
豊「画面酔いでちょっと気持ち悪い……」
櫻「少しはまとまりを見せてくれよお前ら！」

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