6話 ページ7
「お姉さんどうかしたの?僕の顔になにかついてる?」
おっと、いけないいけない、ついつい人の顔を眺めながら考え事をしてしまうのは私の悪い癖だ。
その度不思議がられるし勘違いする輩までいる。
どうにかして治したいけど治らないんだよね。
「え?あ、ううん…、昔の知り合いに似ててねもう10年以上会ってないんだけど」
「ふーん、そうなんだ」
「えぇ」
さっと普通に立とうとしたら急に襲ってきた立ちくらみ。
よろけた私をさっと支えて抱き寄せるバーボン。
貧血か。疲れるとたまにこうなる。まだ無いけど任務中なこうなった相当厄介だ。
でも、この角度から見るバーボンは本当にかっこいい。
惚れちゃいそう。
…なんてね。
「おっと、大丈夫ですか?A」
「大丈夫…ちょっと立ちくらみしただけ」
「彼女今日はもう疲れてるようなので僕らはこれで」
バーボンは2人に微笑んで別れを告げた。
ほんと外面良いよねこの人。
何か隠してる感じしかしないし、というか隠してると思う、まだ証拠をつかめてないのが惜しいところだけど。
でもこの前見てしまった、平然と敵地である日本警察の建物に入っていくバーボンを。
それだけではなんとも言えない。
ただ何かやらかして呼び出されていたという可能性だってなくはない。
一応写真はあるんだけどね。
あるからといって組織にチクるつもりは一切無いけど。
本人に言うかも定かではない。
「ありがとバーボン、もう大丈夫」
「そうですか、気を付けてお帰りくださいね、それではまた明日」
「えぇ」
ん?明日?どうして明日?明日は組織の仕事ないはずだけど。
あぁ、そうか、明日は私がポアロに行く日か。
明日は何を頼もうかな。
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オツキミ(プロフ) - さよさん» コメントと嬉しいお言葉ありがとうございます!(^^)これからも頑張りますのでよければよろしくお願いします(^-^) (2016年7月9日 9時) (レス) id: 1e0063d84b (このIDを非表示/違反報告)
さよ(プロフ) - すごくハラハラする展開で毎日楽しく読ませていただいてます(^○^) 次回の更新が待ち遠しいです! 応援してますね(*^◯^*) (2016年7月8日 23時) (レス) id: 2f7d0b21a8 (このIDを非表示/違反報告)
オツキミ(プロフ) - 紅月遼さん» ご指摘ありがとうございます!!勘違いしてました(;▽;)今すぐ直します! (2016年6月23日 23時) (レス) id: 44bddecd6d (このIDを非表示/違反報告)
紅月遼(プロフ) - ポワロではなくポアロですよー、更新頑張ってください(*´ω`*) (2016年6月23日 22時) (レス) id: 6677c03935 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:オツキミ | 作成日時:2016年6月18日 22時