【名探偵コナン】愛し愛され、守り守られ【安室透】

5話 ページ6

「んで、こっちの坊やは？」


「あぁ、この子は江戸川コナンくんだよ」


「よろしくねお姉さん！」


「えぇ、よろしくね」



コナンくんに視線を合わせる為にしゃがんだと思わせて私はコナンくんの顔をじっと見つめる。


やっぱりあいつにそっくりだ。


実物と最後にあったのは幼稚園年長くらいだからちょうどこのくらい。


写真では成長後も見てたけど。


幼児化現象なんて聞いたことない。


でももし本当に幼児化出来るとしたらあの時シェリーが消えたっていう組織の言い分も納得が行く。


あの時勝手に早とちりしてシェリーは組織に消されたんだとばっかり思ってしまい自暴自棄になってた自分が恥ずかしいし今では彼女が生存していることは確認されている。


シェリーは私の大切な友人だ。


出来れば死んで欲しくないし幸せになって欲しい。


例え私の命が消えても。


でも嫌な夢の中に出てくるのは大体シェリー、シェリーじゃない時は幼なじみだ、だから会いたいけど会いたくない。幼なじみにも。


きっと会ったら組織の命令でシェリーをこの世から消すか自分の命を捨ててシェリーを守るかのどっちかだ。


だが守ったとしても恐らく他の魔の手が彼女に忍び寄る。


組織が潰れない限りきりがないのだ。


会いたくないけどきっと明後日再開する事になるでしょうね。


ベルツリー急行で。


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