42話 ページ43
帰らせる事に成功したのか、風見が病室に戻ってきた。
「帰しましたよ」
「ありがとう…、ねぇ私はいつ死刑になる?」
「さぁ?ですが色々あるので恐らく相当先かと」
「なんだ、つまらない」
「そんなに死に急がなくてもいいのでは?
それに普通なら命乞いする所ですよ?面白い人ですね」
「面白い、ねぇ、褒め言葉として受け取っておきますね」
ふふっと悲しげに笑うAについ見とれてしまう風見。
窓から差し込む夕日で更にAが美しく見える。
「風見、交代だ、しばらく俺いるから帰っていいぞ」
「降谷さん!お疲れ様です、分かりました、では失礼します」
降谷がノックとともに病室に入ってきて風見と入れ替わる。
そんな降谷を見て首を傾げるA。
降谷は風見が病室を出たのを確認してAに近付いた。
「誰、貴方零じゃないでしょ」
「おやおや、もうバレましたか、ご名答!お迎えに上がりましたよ、マイプリンセス」
「っ!?」
白い煙幕と共に降谷の変装をとき正体を明かした青年。
その姿を見たAはボロボロと大粒の涙を流した。
青年はAを軽々と姫抱きして最上階のこの病室の窓から大胆にハングライダーで飛び立った。
数分後異変に気付いた風見が他の公安警察の人と病室に駆け込むとそこはものけのからだったのだとか。
残されていたのは『姫はいただきました 怪盗キッド♡』と書かれた1枚のカードのみだったらしい。
第1章 END
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オツキミ(プロフ) - さよさん» コメントと嬉しいお言葉ありがとうございます!(^^)これからも頑張りますのでよければよろしくお願いします(^-^) (2016年7月9日 9時) (レス) id: 1e0063d84b (このIDを非表示/違反報告)
さよ(プロフ) - すごくハラハラする展開で毎日楽しく読ませていただいてます(^○^) 次回の更新が待ち遠しいです! 応援してますね(*^◯^*) (2016年7月8日 23時) (レス) id: 2f7d0b21a8 (このIDを非表示/違反報告)
オツキミ(プロフ) - 紅月遼さん» ご指摘ありがとうございます!!勘違いしてました(;▽;)今すぐ直します! (2016年6月23日 23時) (レス) id: 44bddecd6d (このIDを非表示/違反報告)
紅月遼(プロフ) - ポワロではなくポアロですよー、更新頑張ってください(*´ω`*) (2016年6月23日 22時) (レス) id: 6677c03935 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:オツキミ | 作成日時:2016年6月18日 22時