31話 ページ32
ベルモットを部屋に通し、まずは世間話を交えつつ夕飯を済ませた。
そしてつまみと共にベルモットはワイン、私はジンジャエールを飲みながらまったりしていると、ベルモットの表情が一変し、真面目な話をする時の表情へと変わった。
「そろそろ、本題に入ってもいいかしら？アリス」
「えぇ、どうぞ？大方予想はついているけれど」
私も1度椅子に座り直しベルモットをまっすぐ見つめる。
本題とは恐らくシェリーの事だ。
シェリーを始末しろとか言われるのだろうな…。
「ふふ、なら話は早いわね、これを使ってシェリーを始末してちょうだい、失敗したら…」
「失敗したら、この世から追放？ってところかしら」
「そこまで物騒な事はしないわよ、そんな事したらジンたちに怪しまれるじゃない、でも、失敗したらアメリカに行ってもらうわ」
アメリカか…、そうなるとまたシェリーともバーボンともコナンくんともお別れか。
それは寂しいな。
でもかと言って成功してもシェリーとはお別れだ。
しかも後者は永遠。
「それじゃ、よろしくね？」
ベルモットは机の上に置かれた拳銃を少し触り帰っていった。
玄関の鍵を閉めて、ベルモットが置いていった拳銃を握る。
6発撃てるリボルバー。
弾丸は6つ入っていた。
しばらくリボルバーを夜景を眺めていると本日3度目の着信。
驚きすぎてあと少しでリボルバーを落とす所だった。
「また発信元不明だ…、もしもし？」
『Aさん、だよね？』
「え、コナンくん…？？」
何でコナンくんがこの番号を？ライかバーボンが教えたのかな？
『Aさん…1つ聞きたいことがあるんだ』
「ん？なに？」
『Aさんは、僕達の敵？』
「急にどうしたの？敵って何のこと？」
『あはは、そうだよね、急にごめんなさーい』
「いいえ、もうよ夜遅いし切るよ？」
『はーい！おやすみなさい！』
…絶対気づいてて言ってるんだろうな。
私が黒ずくめの一味だって事を知った上で聞いてきたんだろう、確認のために。
きっと私のコードネームがアリスっていうことにも気づいてる。
あのメールは博打に近いものだったしバレて当然といえば当然なのだけど。
でもほんとその洞察力と観察力と推理力は恐ろしいよ。
幼稚園の頃からそれは変わらなかった、周りとは違う何かを感じていた。
まさか本当にここまで成長するとはね。
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オツキミ(プロフ) - さよさん» コメントと嬉しいお言葉ありがとうございます！(^^)これからも頑張りますのでよければよろしくお願いします(^-^) (2016年7月9日 9時) (
レス) id: 1e0063d84b (このIDを非表示/違反報告)
さよ(プロフ) - すごくハラハラする展開で毎日楽しく読ませていただいてます(^○^) 次回の更新が待ち遠しいです！ 応援してますね(*^◯^*) (2016年7月8日 23時) (レス) id: 2f7d0b21a8 (このIDを非表示/違反報告)
オツキミ(プロフ) - 紅月遼さん» ご指摘ありがとうございます！！勘違いしてました(；▽；)今すぐ直します！ (2016年6月23日 23時) (レス) id: 44bddecd6d (このIDを非表示/違反報告)
紅月遼(プロフ) - ポワロではなくポアロですよー、更新頑張ってください(*´ω｀*) (2016年6月23日 22時) (レス) id: 6677c03935 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：オツキミ | 作成日時：2016年6月18日 22時
