14話 ページ15
リビングにもどり元いたソファに座る。
「すみません、お手洗いお借りしてしまって」
「いーえ、いいのよ！ごめんなさいね、亡くなった姉に少し似ててつい連れ込んでしまって、それにしても本当に綺麗な子ね、モデルとかやってるの？」
興味津々、といった顔で話しかけてくる有希子おばさん。
…まずい、姉に少し似て、って、気づいてはないのだろうけどバレるのも時間の問題？でも少しだからまだ大丈夫。
それよりも、困ったな、いつライと二人きりになろう。
「１年前まで読者モデルやってました」
「やっぱり！？なにかしらやってる子だとは思ってたんだよね〜、あら電話だわ、誰かしらって新ちゃんだわ！ごめんなさいね、ちょっと席外させてもらうわね」
そう言ってスマホ片手に部屋を出ていく有希子おばさん。
ナイスタイミング過ぎるわ、新一くん。
「…ねぇ、沖矢昴なんてこの世に存在しないんでしょ」
「それは、どういうことでしょうか」
まぁそりゃしらばっくれるよね…。
予測してた私は沖矢さん、いや、ライの隣の席に移り、ぐいっと自分の顔をライの顔に近づけた。
…この臭い、ライの愛用していたタバコの臭いだ。
「どういうことって、貴方が1番わかっているんでしょ？」
右手でタートルネックの首の部分を捲ろうとすると、ライが私の右手を掴み阻止してきたので素早く左手でめくる。
するとそこには睨んだ通り阿笠博士の発明品の一つであるチョーカー型変声機があった。
私はそれを見られたことに驚いているライのスキを見て変声機を取った。
途端溢れ出す涙。
「泣くな、A…」
「ライ…いや、赤井さん生きてたんだ…」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 142人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
オツキミ(プロフ) - さよさん» コメントと嬉しいお言葉ありがとうございます！(^^)これからも頑張りますのでよければよろしくお願いします(^-^) (2016年7月9日 9時) (
レス) id: 1e0063d84b (このIDを非表示/違反報告)
さよ(プロフ) - すごくハラハラする展開で毎日楽しく読ませていただいてます(^○^) 次回の更新が待ち遠しいです！ 応援してますね(*^◯^*) (2016年7月8日 23時) (レス) id: 2f7d0b21a8 (このIDを非表示/違反報告)
オツキミ(プロフ) - 紅月遼さん» ご指摘ありがとうございます！！勘違いしてました(；▽；)今すぐ直します！ (2016年6月23日 23時) (レス) id: 44bddecd6d (このIDを非表示/違反報告)
紅月遼(プロフ) - ポワロではなくポアロですよー、更新頑張ってください(*´ω｀*) (2016年6月23日 22時) (レス) id: 6677c03935 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：オツキミ | 作成日時：2016年6月18日 22時
