悪魔の実？いいえ。体質です 【番外編5】

＊ ページ49

ー葬祭殿ー






〜クロコダイル〜





王下七武海であるこのおれがこんなくだらない国に力を貸してやったんだ


その“礼”として国を軍事力(プルトン)を欲して何が悪い！！




計画の為に何年を費やしたと思ってやがる




それを……



ルフィ｢お前だけは許さねぇ！！｣


こんなルーキーなんぞに……！！





海賊としての格はおれのほうが上だ




負ける要素なんて一つもない



あんな小娘一人の為にその命まで懸けておれの邪魔までして……！！



おれにはおれの





『クロコダイルさん』






クロコダイル｢譲れねぇもんがあんだよ！！｣


ルフィ｢知るか！！お前をぶっ飛ばすって約束したんだ！！｣


小物海賊の分際でおれの幸せ(未来)の邪魔をしてんじゃねぇ！！



レインベース 王宮



コイツは二度もおれに敗けた




今回だってそうだ



おれがコイツを殺してこの国の王となる



ルフィ｢お前なんかじゃあ……俺には勝てねぇ｣


クロコダイル｢負け犬にはお似合いの虚勢。根拠もねぇ｣


ルフィ｢俺は海賊王になる男だ！！｣


クロコダイル｢この海をより深く知る者程そういう軽はずみな発言はしねぇもんさ。言ったはずだぞ。てめぇの様なルーキーなんざこの海にゃいくらでもいるとな！！この海のレベルを知ればそんな夢は見れなくなるのさ！！｣


ルフィ｢俺はお前を……超える男だ！！｣


どこまでも癇に障る


サソリの毒は間違いなく効いてるはずなのに一体コイツのどこにまだこんな力が……！？







クロコダイル『A……。愛してる。お前もおれを愛してるなら信じて待ってろ』







クロコダイル｢このおれを誰だと思ってやがる！！！｣


ルフィ｢お前がどこの誰だろうと！！俺はお前を超えていく！！｣


次の一手を呼んでいたかのように攻撃(ナイフ)を避けて、おれを蹴り上げた


このまま正殿と共に潰してやる！！



自身の体質と空気を利用しておれと同じ上空まで上がってきた


クロコダイル｢死ね！！麦わら！！｣


待ってろA



もうすぐ帰る



そしたらこの国に一度だけ雨を降らせてやる




戦争(戦い)が終わった後だろうと雨さえ降れば首謀者がおれだとは思うまい



ルフィ｢うおおおおおお！！｣


攻撃(すな)を抜けて血を流す拳は連打でおれの体を攻撃した




く……そ……！！



こんな奴に……どこの馬の骨とも知れねぇ小僧にこのおれが……！！




薄れていく



Aとの思い出が……

＊→←＊

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す