悪魔の実？いいえ。体質です 【番外編5】

お楽しみはキスのあと I like choco様 リクエスト【レイリー】 ページ37

〜A〜



｢レイさんレイさん｣


レイリー｢なんだい。私の可愛いA｣


｢シャボン玉乗りたい｣


レイリー｢Aは本当にアレが気に入ったね｣


｢うん！｣


ここ、シャボンディ諸島には人間が中に入って飛べるシャボン玉がある


詳しいこともどういう原理でそうなるのかは未だ理解していない



この島以外では浮かないから買っても無駄だと止められた



でもさ。私はずっとこの島にいるんだし買ってもいいよね？



買ってくれてもいいよね？



｢だから行こ｣


レイリー｢んー……｣


コーヒーを飲みながら宙を見た



“嫌だ”というより“めんどくさい”って顔してる


｢行こうよー｣


飲むタイミングで体を揺するとコーヒーがまけた



冷めてるから大丈夫


レイさんも怒ってないし



レイリー｢次からそういう危ない事はやめようか｣


注意はされた


｢私と出掛けるの、嫌なの？｣


膝の上に乗って下から顔を覗き込んだ


ムスッとしてると腰に手が回ってきた


レイリー｢私を煽って何がしたいのかな｣


｢っ……///なん、ちが……｣


動けないようガッチリ掴まれた


｢ん……っ、ふぅ……んん｣


キスをされて慣れた様子で舌が絡む


他の女性にもしてるようなキス(こと)をされるのが嫌で必死に抵抗してると、ソファーに押し倒された




レイリー｢あんな可愛いおねだりをされると期待に応えたくなる｣


｢私はシャボン玉……｣


人の話しをまるで聞かないレイさんは服の上から身体を触りだした



こうなったレイさんはもう止まらない



レイさんを受け入れようと思った次の瞬間、あろうことか耳元で別の女性の名前を囁いた



本人はそれに気付いてなく、そのまま続きをしようとする





レイさんはこの歳でもすごくモテて他にも沢山の女性と関係を持ってる



私はその中の“替えのきく”一人に過ぎない




それを分かった上でレイさんと一緒にいることを選んだのに、それが嫌で嫌でたまらない



せめて泣いているのを見られないように顔を隠すしかなかった





一番になりたいなんて思ったら苦しくなるのは目に見えていた




愛してしまえば私も愛情(それ)を求めてしまうのに、愛さずにはいられなかった

＊→←ミホークの場合

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