クザンの場合 ページ32
〜A〜
つまらないな
特に何もすることなく1日中部屋にこもってはゴロゴロしてる
クザンさんは仕事に不真面目なのに毎日毎日どこに行くんだろ
私といることより大事な
あの冷たい手に触れられてないと不安で仕方ない
心臓がいつもより激しく脈打つ
胸を抑えて呪文のように｢静まれ｣と繰り返す
まるで深い深い海の底にいるみたい
もがけばもがくほど酸素がなくなる
息苦しい
助けて……
呼吸を大きく乱しながら丸まっているとひんやりした空気に部屋が包まれた
クザン｢おれの可愛い可愛いお姫様。どうしたんだ｣
ちょっととぼけた声の主に、力いっぱい抱きついた
クザン｢ぐえ……何々。どったの？｣
何も答えず胸に顔を埋めると、安心が形にやってホッと息をついた
クザン｢怖いことなんて忘れたままでいいんだよ｣
軽く顎を持ち上げられ、触れるだけのキスは段々と激しくなる
こんなに熱いとクザンさんの体が溶けてしまいそう
クザン｢おれはさ。普段は適当だけど、Aのこととなるといつたって本気だから｣
｢それどういう……｣
私の問いに答える代わりに視線を落とした
つられて私も下げて見ると、いつの間にか右手の薬指に氷のリングがハメられていた
クザン｢本物はこっちの指にハメてやるから｣
スーッとなぞられると危機管理能力が働いたのか、つい突き飛ばしてしまった
そんなことをしても怒る様子はなく、意味深な笑みを浮かべた
クザン｢そうそう。今はそうやって抵抗してくれないと、お兄さんが本気で襲っちゃうからね｣
｢っ……/////｣
意識させるように唇を舐めた
怖いのに、私の知ってる怖さとは別物
その恐怖に囚われてみたいなんて思ってしまった
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I like choco. - いいえ！とても面白かったです！こんな感じ！っていうのが来て嬉しいです！ありがとうございます！ (2020年7月28日 17時) (
レス) id: 21ebe68129 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - I like choco.さん» お待たせしました！！色んなとこを省きすぎて話しがごちゃごちゃになってしまいましたが、内容はこんな感じで良かったですか？シリアスとは大きく離れてるような…… (2020年7月28日 14時) (レス) id: 1db8013159 (このIDを非表示/違反報告)
I like choco. - もう1つも書いてもらえるなんて！ありがとうございます！ (2020年7月23日 21時) (レス) id: 21ebe68129 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - I like choco.さん» 途中からほのぼのが分からなくなってきまして……。でも、喜んでもらえたなら良かったです！！もう一つのリクエストもいま書いてる途中なので、もう少し待っていて下さい (2020年7月23日 13時) (レス) id: dd75d5055a (このIDを非表示/違反報告)
I like choco. - あぁー！もう最高です！ありがとうございます！ (2020年7月23日 11時) (レス) id: 21ebe68129 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆ
| 作成日時：2020年2月27日 21時
