悪魔の実？いいえ。体質です 【番外編3】

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〜ロシナンテ〜



Aは可愛い


しっかりしてるのに時々無性に甘えてくるとことか特に


あの親の元でよく、あんな純粋な子供に育ったなと心底感心する


こうして離れると、やはり子供のAを一人にするのは心配だ




ドフラミンゴ｢コラソン。お前香水かなんか付けてんのか？｣


ロシナンテ❮いや？どうして？❯


ドフラミンゴ｢そうか？最近女みてぇな匂いがしたから気になっただけだ｣


ロシナンテ｢っ！！｣


Aに抱きついた時に移ったのか







『ロシナンテさん。ほら見て。綺麗なお花』






名前も知らない花を摘んできては懸命に世話をする


そんなAにいつしか離れ難くなるような花の香りが漂うようになった




花の精霊とかに気に入られたんだな。きっと



ドフラミンゴ｢まさかと思うが外に女作ったわけじゃないよな｣


ドフィは時々勘が鋭い


飲んでいたお茶を吹き出すと、部屋にいた全員の視線が集まった



ドフラミンゴ｢おれが今、冗談で聞いたのは分かってるよな？で、なんだ今の反応｣


違うと弁明しようにも、ドフィの言ったことも間違いじゃない




Aは女だ



それも命を懸けてでも守りたいと思えるほど特別



ドフラミンゴ｢ま、相手が誰かなんてヤボな詮索はしねぇよ。今度連れて来て紹介くらいしろ。大切な弟が選んだ女だ。兄として、しっかり挨拶しとかねぇとな｣


ロシナンテ❮ドフィ……！！❯


もし幼女だと知ったらどんな反応をするか目に見える




ベビー5｢若様。ご飯が出来たよ。あれ、どうしたの？｣


ドフラミンゴ｢コラソンに女が出来たんだと｣


ベビー5｢そうなの！？おめでと！！相手は？私みたいな子供？｣


ロシナンテ｢((ﾄﾞｷｨ!!!｣


ドフラミンゴ｢ベビー5。お前はコラソンをなんだと思っている｣


おれは自他共に認めるドジだが、Aのことがバレるドジはしない………はず


話しを誤魔化すために食堂に行き、先に食べ始めた



二度とこんな話題にならないよう注意しておかないと



Aがフロー達の娘だとバレたら死ぬまでドフィに利用される



あの二人の作る薬は大金をはたいてまでも欲しいと思わせるものばかり



その中にはドフィが欲するものだってある



Aを親の柵(しがらみ)に縛りたくない




そのためならおれは何でもする




もしドフィがAを利用するならおれは……




それしか方法がないなら喜んでこの手は汚す




そんな手でAに触れることは許されない

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