sugar`s LOVER～俺様社長と秘密な関係～2 (ページ2)

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~村田さんと食事2~ ページ2

俺らが食べはじめてからもう20分も経っていた

村田さんがいるせいか俺と社長は無言のままで何にも喋らなかった

村田さんのままごと口調はこれで収まるやろと思うていたんやけど収まる気配はなかった

すると

「どう??忠義、美味しい??」

と村田さんが俺の顔を見ていったから思わず

「うんっ!!美味しい!!」

というてもうた

社長を見るとやっぱり無言のままやった

すると村田さんは

「ねぇ、あなた」

と言うた

社長は村田さんの返答にも答えず無言で食べていた

「ﾁｯ...」

村田さんが舌打ちをしたように聞こえた

「ひどいっ...!!私が質問してるのに!!答えないなんてっ...!!」

と今度は泣いてるようなしぐさを見せた村田さんに対して

「どーせ、嘘泣きだろ??」

と今まで何も喋らなかった社長が口を開いた

「え...??」

と此処で、村田さんの動きが止まった

「どーせ嘘泣きでかわいくないくせに私可愛いアピールしてるんだろ...??」

社長がまっすぐ村田さんの顔を見つめながら言った

「っ...」

此処で村田さんの顔が引きついてるのが分かった

「私...そんなんじゃ...」

と村田さんは、半分泣きべそをかきながら言うたんやけどそれを社長は見逃さなかった

「あ??んじゃなんだよ??」

と社長が言うと

「っ...」

と村田さんは何にも言えなかった

俺は只、二人のやり取りを見ているだけやった

「ちょっと俺、煙草吸ってくるわ」

と社長が外に出ようとしたとき村田さんとふたりきりになってもうた

俺と村田さんは社長がくるまでのあいだ何にも喋らなかった

数分後社長が帰ってきた

「お帰りあなた」

と村田さんが、ままごと口調で言ったんやけど社長はとうとうめんどくさくなって

「...帰るぞ」

と言うた

「お会計ですか??」

と店員が言った

「はい」

と村田さんが、お金を払った

「んじゃ、俺ら、帰るから」

と社長はそういって、俺の腕を引っ張った