lemon (ページ3)

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変わった奴、それが俺があいつに対して思ってること。それは案の定だったんだけど。
休憩中、飲み物を買いに行こうと歩いてたら聞こえた不穏な言葉。そこを覗き込めばやられるがままに暴力を受けてるAがいた。

話せばやっぱりこいつはおかしい奴だった。

｢..ロンジュン、行かないの？｣
Rj｢お前俺以外に友達いないだろ。｣
｢本読むから。｣
Rj｢今何呼んでんの？｣
｢秘密、ロンジュン、ほら。｣

Aが薄ら笑いを浮かべて俺を呼ぶドンヒョガ達を小さく指さす。自分もついて行くっていう考えがねぇからいつもひとりなんだよな。
ようやく立ち上がった俺を安心したように見て、本にまた視線を落とす。

Rj｢行くぞ。｣
｢へ？｣
Rj｢Aも行くぞ。｣
｢いいよ、話したことないし。｣
Rj｢だから行くんだよ馬鹿。｣

ずるずるとAを引きずって俺を呼んでいたドンヒョガたちの所に行く。

Hc｢お前らそんな仲良かったっけ？｣
Rj｢仲良くなったんだ、こいつ誰かいねぇと野垂れ死にそうだし。｣
｢そんな簡単に人は死なないよ。｣
Jn｢..いや、そういうことじゃないと思うけど。｣
Rj｢で、なんか用？｣
Hc｢今日これで終わりだから何か食いに行こうって。｣
｢Aも連れてっていいか？｣

俺がそう言えば分かりやすくジェミンが顔を歪めた。

｢私あんまりお腹空かないから大丈夫。｣
Rj｢お前はもっと太れ。｣

さらっと逃げようとしたAも手首を掴んで捕まえる。

Rj｢行くぞ。｣

Aは意外と押しに弱いから、何時もより少し強くいえば渋々と言った顔をして頷いた。