検索窓
今日:5 hit、昨日:1 hit、合計:3,194 hit

1ー3 ページ4

「奏ちゃん、ちょっと・・・」

その日の放課後、Aが恐る恐る話しかけてきた。

「朝は、ゴメンな」

え、なんだそんなこと。

「大丈夫、気にしてないしな」

「ほ、ホンマ!?」

嘘だけど。めっちゃ気にしてたけど。

「あ、あのさ。マスク取ってくれるか・・・?」

突然の頼みに俺は一瞬たじろぐ。
こ、これは、どうするべきか・・・。

好きな子の言うことを聞くか?
いや、そしたら嫌われるさ。この顔だからな。

とはいえ、否定しても嫌われる。
神様・・・俺をいじめてます?

「ね、ねえ?奏ちゃん?」

「すまんA!!今は、無理なんだよぉ!今、くしゃみが出そうで・・・ぶぇっくしょん!!」

俺は全力で否定した。

「・・・あ、そうなんか・・・お大事に・・・」

引かれましたわ。フッ、計画どうり・・・うわぁぁぁぁあぁぁぁぁあぁぁぁっ!!!!

終わったぜ。
ホント、淡く短い初恋だったな。
くそ、泣けてくるぜ・・・。

「脳内劇場中悪いな小鳥遊。緊急事態だ」

えーみなさん聞きました?
この感動的ナレーションを脳内劇場と言いました。

彼は、伊藤と言いまーす、軟高ビッグ3の一人ですよ。
で、緊急事態とは?

「東高とかいうやつらが殴り込みに来やがった」

「東高ってどこだ?」

「さーね。ま、行くか」

三橋と伊藤なやり取りを聞きながら、俺はあの日を思い出した。
俺がマスクマンになったきっかけを作ったのは、紛れもない、東高のやつらだ。

「おう、待ってろ東高ぉぉぉぉぉ!!!!」

三橋、伊藤が目を丸くする。

「え、知ってんのかよ?」

「さすが、人脈の小鳥遊」

俺はドヤ顔で応える。

「フッフッフ、俺を舐めちゃぁいかんぜぇ?とりあえず、行くか」

そのとき、正門の方から怒声がして。

「おぉい!三橋ぃ、伊藤ぉ、小鳥遊ぃ!!出てこい!相手したるぜぇぇぇ!!」

俺たち三人はゆっくりと正門へ向かう。

「おーわざわざお迎えかい、ありがたいねぇ」

「ま、そんなこたぁ俺たちゃ関係ないけどな」

「覚えてろ東高、高宮ぁぁぁぁぁ!!」

第2話 東高からの挑戦状!軟高特別訓練始まる!!→←1ー2



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 4.7/10 (26 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
4人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

涼宮美桜 - 全然遅くないよ!私は、ヤバい!!全然更新できてない!なんか、次の展開は決まっているのに!文字を打つのが遅いんだよ!!どうしよう〜!って感じ!ハナビちゃん、これからも、ガンバ! (2018年12月27日 23時) (レス) id: 73c1c90619 (このIDを非表示/違反報告)
ハナビ(プロフ) - うん!頑張るよ!遅くてごめんね。 (2018年12月26日 21時) (レス) id: cf4549d31c (このIDを非表示/違反報告)
涼宮美桜 - 更新頑張ってね〜! (2018年12月26日 21時) (レス) id: 73c1c90619 (このIDを非表示/違反報告)
ハナビ - 涼宮美桜さん» (人´∀`)アリガトー♪ (2018年12月13日 14時) (レス) id: b9a22991e0 (このIDを非表示/違反報告)
涼宮美桜 - 第2話の「挑戦状を渡しに来た」が、「挑戦状を私に来た」になってたよ〜。あと、「20人人」になってる所が一ヶ所あるよ〜。 (2018年12月10日 22時) (レス) id: 73c1c90619 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ハナビ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/e36b0e5bab1  
作成日時:2018年12月4日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。