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「奏ちゃん、ちょっと・・・」
その日の放課後、Aが恐る恐る話しかけてきた。
「朝は、ゴメンな」
え、なんだそんなこと。
「大丈夫、気にしてないしな」
「ほ、ホンマ!?」
嘘だけど。めっちゃ気にしてたけど。
「あ、あのさ。マスク取ってくれるか・・・?」
突然の頼みに俺は一瞬たじろぐ。
こ、これは、どうするべきか・・・。
好きな子の言うことを聞くか?
いや、そしたら嫌われるさ。この顔だからな。
とはいえ、否定しても嫌われる。
神様・・・俺をいじめてます?
「ね、ねえ?奏ちゃん?」
「すまんA!!今は、無理なんだよぉ!今、くしゃみが出そうで・・・ぶぇっくしょん!!」
俺は全力で否定した。
「・・・あ、そうなんか・・・お大事に・・・」
引かれましたわ。フッ、計画どうり・・・うわぁぁぁぁあぁぁぁぁあぁぁぁっ!!!!
終わったぜ。
ホント、淡く短い初恋だったな。
くそ、泣けてくるぜ・・・。
「脳内劇場中悪いな小鳥遊。緊急事態だ」
えーみなさん聞きました?
この感動的ナレーションを脳内劇場と言いました。
彼は、伊藤と言いまーす、軟高ビッグ3の一人ですよ。
で、緊急事態とは?
「東高とかいうやつらが殴り込みに来やがった」
「東高ってどこだ?」
「さーね。ま、行くか」
三橋と伊藤なやり取りを聞きながら、俺はあの日を思い出した。
俺がマスクマンになったきっかけを作ったのは、紛れもない、東高のやつらだ。
「おう、待ってろ東高ぉぉぉぉぉ!!!!」
三橋、伊藤が目を丸くする。
「え、知ってんのかよ?」
「さすが、人脈の小鳥遊」
俺はドヤ顔で応える。
「フッフッフ、俺を舐めちゃぁいかんぜぇ?とりあえず、行くか」
そのとき、正門の方から怒声がして。
「おぉい!三橋ぃ、伊藤ぉ、小鳥遊ぃ!!出てこい!相手したるぜぇぇぇ!!」
俺たち三人はゆっくりと正門へ向かう。
「おーわざわざお迎えかい、ありがたいねぇ」
「ま、そんなこたぁ俺たちゃ関係ないけどな」
「覚えてろ東高、高宮ぁぁぁぁぁ!!」
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涼宮美桜 - 全然遅くないよ!私は、ヤバい!!全然更新できてない!なんか、次の展開は決まっているのに!文字を打つのが遅いんだよ!!どうしよう〜!って感じ!ハナビちゃん、これからも、ガンバ! (2018年12月27日 23時) (レス) id: 73c1c90619 (このIDを非表示/違反報告)
ハナビ(プロフ) - うん!頑張るよ!遅くてごめんね。 (2018年12月26日 21時) (レス) id: cf4549d31c (このIDを非表示/違反報告)
涼宮美桜 - 更新頑張ってね〜! (2018年12月26日 21時) (レス) id: 73c1c90619 (このIDを非表示/違反報告)
ハナビ - 涼宮美桜さん» (人´∀`)アリガトー♪ (2018年12月13日 14時) (レス) id: b9a22991e0 (このIDを非表示/違反報告)
涼宮美桜 - 第2話の「挑戦状を渡しに来た」が、「挑戦状を私に来た」になってたよ〜。あと、「20人人」になってる所が一ヶ所あるよ〜。 (2018年12月10日 22時) (レス) id: 73c1c90619 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ハナビ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/e36b0e5bab1
作成日時:2018年12月4日 19時