______すききらい！！２

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気づけば放課後。
今日は１日が長く感じられた日だった。

いつもならここでナヨンとダンス部に行くか
ダンス部のメンバーと一緒に帰るのだが。

今日はやけに静かな１日。
キム・テヒョンとジミンがいつもなら
休み時間に来るが全くこなかったし。


でも、昼休みにジョンにまんまとやられたが。


リュックを背負いどうしようかなあと
考えていると廊下がざわざわと騒がしくなる。

キム・テヒョンとジミンが来たのかな。
廊下の方へと視線をやると、案の定彼らだった。




TH「Aちゃーん！迎えに来たよー！」

『…？』

TH「はーやーくー、いこーよー、ぶーかーつー！」

『あ、あぁうん』




心なしかキム・テヒョンは元気がない。
そしてまたその隣にいるジミンはとても不機嫌。
一体何があったというのだ。

私は２人のいる廊下へと行き、
そのまま部室へと向かう。



どうかしたのかと2人に聞くと、


キム・テヒョンはなにが？と不思議そうに。


ジミンは別に、と素っ気なく一言。



ええ、何がなんなの？
よくわかんないけどどうなってんの。

とりあえず部室へと着けば、
他のメンバーは揃っていた。



ナムジュン先輩、ホソク先輩、ユンギ先輩は
どうやら曲のことで話し合ってるようで

ジン先輩は女の子からもらったのだろうか
お菓子を両手に抱え美味しそうに食べている

ジョングクくんは発声練習をしているのか
声を出ししていて、たまに歌ったり



それぞれ行動している様子だった。



キム・テヒョンは着くなりがさごそと
リュックから携帯を取り出してはしばらく
携帯を見つめていた。

ジミンは相変わらず機嫌が悪く、
ムスッとしたまま壁に寄りかかり
私をじっとみている。


え、なに、原因って私？
私なんかジミンにしたっけ？



真面目に頭を抱えそうになっていると、
横からふと声を掛けられそちらをみると
ユンギ先輩がいた。




YG「なに、なんであいつあんなに不機嫌なの」

『それは私が知りたいんですけど』

YG「ふーん」

『あぁもう、私が一体何をしたっていうんだ』

YG「本人に聞きゃいいじゃん」

『えぇ…』

YG「おい、ジミナ、こいつが聞きたいことあるってよ」

『は！？ちょ、先輩何言って！』




ユンギ先輩はそういうと私の背中を押し、
つまずきそうになりながらジミンの前に。

わ、わあ、ジミン怒ってる。

聞きたいことってなに、と一言。
あ、なんだその態度今ムカッて来たよ。




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