5.隣の席の人 ページ5
．
窓に打付ける雨音が次第に強くなる
昼休みになると
テテが教室へと入ってきて
テテ「おぉ、ジョングギ、Aの隣の席？」
グク「あっ、はい、そうです。」
気を遣って立ち上がる隣の席の人がテテに席を譲り教室を後にした
テテ「どうしたの？」
「・・昨日電話するって言ってたのに。」
するとテテは私の手を取り
テテ「ごめん、怒ってんの？」
機嫌をとるように私の顔を覗き込む
握ったその手を摩りながら
テテ「ちょっと誰もいないところ行こ。」
「ここでいい。」
そう言って立ち上がろうとしたテテの手を引き止めた
テテ「どうしたのA・・」
テテにだって友達がいる
今思っていること全部聞いちゃうと
私の存在自体が重くなっちゃうかな…
「今日テテと一緒に帰りたい。」
テテ「今日はちょっと部活終わって寄るとこあるから明日でもいい？」
「寄るところ？」
テテ「うん、中学の友達と会う約束してて、」
「・・それ、女子もいる？」
テテ「あっ友達の彼女が来るかな、たぶん。」
「・・私も一緒に行ったらダメ？」
テテ「っ、、一緒に！？？」
「・・って、嘘だよ。明日でいい。」
ただ、テテがどんな反応するか見たかっただけ
人見知りの私からそんなこと言うわけがない…
．
ねぇ、テテはなんでそんなに動揺してるの？
．
．
五時間目が始まると何も手につかないくらい放心状態だった
今まで見たことない
テテのあの表情が頭から離れなくて
考えれば考える程、嫌なことしか想像できない
グク「先生！」
先生「どうしましたか？チョンくん。」
グク「すみません、教科書忘れてしまいました。」
先生「隣にお願いしなさい。」
グク「はい。・・ごめん、またいい？」
「っえ？！」
あまりにもボーッとしていて遅れて理解する
再び机をピッタリと付けてきたジョングクくんは
忘れたはずの自分の教科書をこっそりと引き出しにしまって
「・・・っ、」
・・どういうこと？
すると私のノートにシャーペンで何かを書き出す
《 大丈夫？》
「・・・っ、」
私は隣の人の目を見た
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77 - マオさん» あまりにもありきたりな内容で自分の中で納得していない部分が多かったのでそう言ってもらえて少しホッとしています（ ; ; ）柔道部グクにぜひキュンキュンしていってください★コメント凄く嬉しかったです！ありがとうございます！ (2020年7月25日 23時) (
レス) id: 349715234e (このIDを非表示/違反報告)
マオ(プロフ) - 今まで見てきたお話の中で本当にイチバン好きな作品ですキュン止まりません！！更新楽しみにしております！ (2020年7月25日 17時) (レス) id: f5a0417c90 (このIDを非表示/違反報告)
77 - ぱるさん» まだまだグクとの距離は遠いですがリアル感を出したくて徐々に徐々に仲良しになって頂きますので★ (2020年7月17日 12時) (レス) id: 349715234e (このIDを非表示/違反報告)
ぱる(プロフ) - 切なさとキュンキュンでたまりません〜〜！素敵なお話をありがとうございます！ (2020年7月17日 3時) (レス) id: eb635e3451 (このIDを非表示/違反報告)
77 - ミサモしか勝たんさん» グク黙って上靴履くとこ可愛いですよね笑 おまじないが効きますように★ (2020年7月16日 23時) (レス) id: 349715234e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：77 | 作成日時：2020年7月7日 1時
