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4v ページ4
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「マジ容赦ないんですけど」
ゲームに関しては、まるで手を抜いてくれなかった。
私も不得意ではないから、いい勝負になるだろうと思ったのに、結果は惨敗。
「勝てる訳ないよ...」
肩を落としていると、遠くの方でこちらを見ながらこそこそ話をしている人達がみえた。
もしかして。
テテは帽子やマスクで顔を隠してはいるけど、向こうは明らかに何かに気づいている様子だった。
さっきの視線ってこれだったんだ、！
「こっちにきて！」
手を引っ張って、奥の方にあるプリクラゾーンへ逃げ込み、中に入った。
「？」
連れ去られた当人は、ぽかんとした顔で首を傾げている。
どうしよう、伝えるべき？
でもせっかくの楽しい時間が台無しになってしまう。確証ないから勘違いかもしれないし、でも大事になる前に言った方がいいかも。
思考回路をぐるぐると巡らせていると、いきなり大きな音声が撮影案内を始めた。
「！？」
「プリクラ撮るんでしょ？」
心配を他所に、画面をタッチして着々と準備を進めていく。
「こっちにきて」
そう言って優しく腕を引いて距離を縮める。
気づけば促されるまま、撮影が過ぎていった。
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作者名：あぽ | 作成日時：2023年12月28日 5時
