検索窓
今日:9 hit、昨日:3 hit、合計:2,058 hit

25 ページ25

.


「憶測でしかないですが、」


「?」


「その方はクラブのオーナーで、自分もよく知っているので、彼とどうこうっていうのはないんじゃないかな。まあ本人達じゃないので、真相はわからないですが」


「でも、すごく嫌そうでした」


「その日って、服を買ってそのまま着て行ったんですよね?」


「そうです」


「んー、たぶん心配してたんじゃないかな。その格好で出歩くのは危険だって。なので一先ず、お店に入るよう促したんだと思います」


「え、」


「威圧感がすごいので、昔から誤解されやすくて...とても優しい方ですよ」


「でも、大切な人が、メンバーも知ってるって」


「そうなの?僕は今初めてききました」


「そんな、」


「どこからの情報ですか?」


「...ナムさんはどこまで知ってますか?」


「全然知らないです」


「本人の口からじゃない以上、それが真実かどうかなんて見極められないですから」


「...」


「僕は本当に何も知らないですが、これだけは知っていてください。BTSのメンバーは、簡単に人を傷つけたりしない。もしそうだとしたら、きっとそれは愛情の裏返しでしょう。」


「っ、」


「今までたくさんメンバー間でも衝突してきました。それでもここまでやってこれたのは、全員が良くしたいという気持ちをもっているから。向かう先が同じであれば、道中ですれ違っても絶対にまた元に戻ります」


歩いていた足を止める。

振り向くと、まっすぐ私を見据えたまま、大丈夫、信じてと諭すように語りかけた。



.

26→←24



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.3/10 (3 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
30人がお気に入り
設定タグ:ジョングク , テテ , bts   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あぽ | 作成日時:2023年12月28日 5時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。