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21v ページ21

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どれくらいの時間が経ったんだろう。

一通り泣き終えたからか、心の中に溜まっていたものが消え、今の状況が五感を通して頭の中に入ってくる。

自分より高い体温に重たい手と腕が、異性と接しているという事実を明確にさせ、胸の高鳴りを隠せない。また、慰められているという状態が恥ずかしくなってきた。


ゆっくりと離れて、距離を取る。

顔が真っ赤なのは承知の上で、前を見据えた。


テテは少し驚いたような表情をした後、何かを受け入れたかのように穏やかな笑みを見せた。



私の口を手で覆い、その上からキスをする。


「もう無理矢理はしないって、決めてます」


思い出せば、初めてキスしたのはテテなんだよね。


「Aを悲しませたくないですから」



その言葉に、再び涙腺に水が溜まって零れ落ちる。


「っ、私、最低だよね、」


「今、幸せですか?」


「...」


「僕はいつでも待ってます、でも」


「うん」


「苦しんでいる姿をみるのは、すごくつらいし、もっとたくさん笑っていてほしい」


「...うん」


「笑顔をこれからもずっと見ていたい」


「...」


「一緒に幸せになりましょう」



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設定タグ:ジョングク , テテ , bts   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:あぽ | 作成日時:2023年12月28日 5時

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