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18jk ページ18

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「どうして、」


グクは笑顔のまま、いつもの眼差しを向ける。

あ、そっか、そうだった。
本命がいるんだった。

相手にされるはずがない。
最初からそうやって認めてきたじゃん。


私はおもちゃで、それを横取りされたのが気に入らないんだ。

弄ばれている立場からしたら、強気な態度で怒ってもいいはずなのに。

相手がBTSの、ジョングクともなれば、そんな事言える訳がない。逆に相手にしてもらっているだけでも、奇跡的な出来事。


近寄りたい人はたくさんいる。
その中から選ばれただけでも充分幸せな事。

でもね、私にも人の心はある。


「どいてください、」


低めのトーンで言い放った。

覆い被さっていた身体が離れる。


「もう、終わりにしたい...」


そう言い放つと、さっきまでの笑顔が消えた。


「会えた事は本当に感謝してます、過ごしてきた時間もとても幸せだった。でも、やっぱり良い存在でいられない。私なんかよりもずっと良い人はいる」


「また、それ?言ったよね、努力するって。僕の努力がまだ足りなかったのは申し訳ないけど...次会ったら向き合ってくれるって」


「信じてたよ!グクが頑張ってるから私も頑張ろうって、でももう信じられないよ、」


「僕も信じられない」


「なんで私なの?」


「それは、」


お互いの荒ぶった声が一瞬静まる。


「わかりました、もういいです」


そう言ってグクは荷物を持って出て行った。



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設定タグ:ジョングク , テテ , bts   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:あぽ | 作成日時:2023年12月28日 5時

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