アラサーのハグ ページ8
「入るよー」
絵心「先輩。何この荷物」
Aが台車を押して持ってきた。ダンボールの山を見て絵心が聞く
「ん?甚くんの部屋があまりにも汚いから片付けようと思って、」
数時間後
「いいかい?カップ麺はこの引き出し、一番上がラーメンその下が焼きそば一番下がうどんね。手前が賞味期限近いやつね。この棚の上にポット、おいてるから」
「ゴミ箱は全部で3箇所。モニターの横とさっきの棚の横あとは、入り口のとこ。物はあんまり動かしてないから今までどうり使えると思うよ。」
「書類は自分で管理して、もし私に見せてもいいものでやってほしいものがあったらあそこにおいておいて、」
絵心・帝襟「「・・・」」
「どうした?」
帝襟「素晴らしいですね。」
絵心「だろ。しかも給料は発生しない」
帝襟「最高ですね。」
「まぁ、これでも八幡グループの後継ぎとして育てられてるからね。」
帝襟「そうだった。大企業の次期会長だった。」
「ふふっ。でも一番はアンリちゃんの負担をなくせて嬉しいな。」
そう言って、170以上ある身長を低くして、見上げるようにして下から覗き込み顔を綻ばせて笑う
帝襟「好きっっっっ」
絵心「何やってんの、アンリちゃん」
帝襟「うるさいですよ。絵心さん」
絵心「アンリちゃんそんなキャラだっけ、」
帝襟「絵心さんもそんな人に抱きつくような人じゃないでしょ。」
絵心「何?俺に抱きついて欲しいの?」
帝襟「な訳ないじゃないですか、アラサーに抱きつれても嬉しくないですよ。」
「え、...」
後ろには今にも抱きつこうと構えているアラサー(戸籍上)がいた。
「あ、す、すまないね。」
帝襟「大歓迎ですっっっ!」
そう言って、帝襟から勢いよく抱きついた。
「わっ、」
突然のことに驚いていたけど、すぐに理解して抱き返してくれる。さらにポンポンと背中をあやすように叩いてくれて、さらに
「疲れたらいつでも飛び込んできておいで」
耳元で優しく囁く。
帝襟「本当好きっ、」
絵心「俺の目の前でよくやるね。」
「ん?あー。なるほど」
話しかけてきた絵心に対して少し間を開けてわかったように頷きながら帝襟から離れて絵心の元に行く。
「おつかれ。隈は作らないほうがいいよ」
察したような顔で近づいてきたAは、そう言いながら絵心の頭を撫でる。
絵心「・・・」
「当たったかな?」
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よもぎもち(プロフ) - 魑魅魍魎さんコメントありがとうございます!!更新頑張らせていただきます (2023年1月30日 13時) (レス) id: 491271d6f0 (このIDを非表示/違反報告)
魑魅魍魎 - わくわくです!!好きです!!応援してます!頑張って下さい!! (2023年1月30日 8時) (レス) id: 0529b76d34 (このIDを非表示/違反報告)
よもぎもち(プロフ) - 蘆花様!コメントありがとうございます。絵心さんのキャラ崩壊が止まりません。神谷浩二にこのセリフを言ってほしいと思って書いております。あと、誤字の指摘ありがとうございます。確認して直させていただきました。更新これからも頑張らせていただきます (2023年1月25日 22時) (レス) id: 4180e9927d (このIDを非表示/違反報告)
蘆花(プロフ) - おおなんか絵心さんがこういうの嬉しい…笑 ところで絵心さんの6ページぐらいの台詞でどうでもいい嘘つくと思う?のところが誤字っている気がします!今までにない感じで面白いです!更新頑張ってください! (2023年1月25日 21時) (レス) @page7 id: bf60b993eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:よもぎもち | 作成日時:2023年1月17日 13時