あなたは人狼ですか？( 'ω'o[工事終わってなかったーー]o

#31 ページ35

「そうだよ！おれ、おれ人狼！！」



あはははは、と響く声から感じられるのは、ただただ狂気だけ。


その姿に翔陽を知る者達はその状況を理解出来ずにただ呆然とする。



畏怖や恐怖や嫌悪やいろいろな心情が混じった視線を浴びながらそこにいる人物は、俺の知っているあの日向翔陽じゃ、ない。

……そう思いたい、のに。


日向「俺は人狼ですよ。でも、そんなことより、バレーやりましょうよ、バレー！」

東峰「日向、なに、言って、」



いつも通り、元気に笑う。

この光景が、こんなにも狂気的に映るのは、この最悪なゲームのせいで。



キド「お前が、……っ、キサラギを、モモを、」

日向「キサラギ？モモ？……なんでしたっけそれ？俺バカなんで思い出せないです！」

カノ「っ…！狂ってる、こんなの……ッ」






こんなこと、はやく、終わらせなければ。








赤司「……反論はないようですね。何か異論や質問が出なければ、このまま投票になりますが。」


場はしんとする。これだけのものを見せつけられて、異論なんて誰が唱えられようか。




孤爪「……ないみたい、だね。」





研磨が口にした瞬間、その時はやってきた。

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