あなたは人狼ですか？( 'ω'o[工事終わってなかったーー]o

#20 ページ24

─side松華─



“女王”








それが、この狂ったゲーム内で私に与えられた役職。






今までやってきた人狼ゲームの中で、こんな役職聞いたこともなかった。

だから、ポップな効果音とともに知らされた、自らの役職の位置付けを理解したとき、吐きそうになった。






────

【女王】

・この役職は、村人陣営である

・他の村人陣営のプレイヤーには女王が誰であるかわかる。







・女王が死ぬと、その他の村人、狂人などの人系役職が全て死ぬ。

────








嘘だと思いたかった。



私の死が、他の人たちの死に直結するなんて。

私が何かおかしな事をしたら、他の人たちまで巻き添えにしてしまうかもしれないなんて。






松華「…怖かった…、でも、逃げても何も変わらないって、そう思ったんです、そう思ったときに」





「味方が欲しかったんです」







その言葉は呟くような小声になってしまった。




前に座る及川さんたちは困った様な顔をする。






松川「味方……自分が女王だってわかる村人陣営の奴を探すために、あぁやって目立った…のか」


及川「…松華ちゃんがさ、頼ったのが俺たちだったから…良かったけど」


花巻「…あぁ…。……てか俺“たち”的には及川が怖かったんだけど」





…？





及川「まぁもうそのことはいいでしょ。…とりあえず、朝ご飯前までに最低限役職確認とかしないと。…松華ちゃんも一緒に見てくよね？」

松華「！…はい、ありがとうございます！」






２人のやりとりが少し気になった。

けど、とりあえずは得られた協力者たちと今日の議論に備えることにした。

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