あなたは人狼ですか？( 'ω'o[工事終わってなかったーー]o

#14 ページ18

この空気の中で、飯作るの手伝ってくれる人…って



(相当お人好しか…何か探ろうとしてる奴、あるいは…朝の出来事に、何も感じてない奴のどれかだろうな)







手伝ってくれてる、っていうのに、そんな疑心の目で見てしまう自分に嫌気が差す。




…



気分を変えるため、人と話そうと思った。




でも翔陽とやっちゃんはもう２人で話していたから、俺はもう１人、黙々と食材を切っている松華のお兄さんの……チョロ松？さんに話し掛けた。






凜「あのー…チョロ松、さん、ですよね？俺松華ちゃんにお世話になってる夏木凜って言います、よろしくお願いします」

チョロ松「自己紹介聞いたから君の名前は知ってるよ。…いつも松華がお世話になってるみたいで。…それにしても一発で見分けられるんだ、スゴいね」

凜「あー…中学時代、けっこー松華に家族写真とか見せられたんすよ。そんときにあいつがわりとお兄さん方について語ってくれたっていうか」





俺が言うと、チョロ松さんは意外そうな表情をする。








チョロ松「そうなの？松華が友達に俺たちの話してるなんて、意外だな…」

凜「？」

チョロ松「いや…、僕たちさ、妹が他人に誇れるようなタイプの人種じゃないから。わりと普段から当たりキツめだし、…嫌われてるのかと思ってて」

凜「そーなんすか？俺はてっきりブラコンかと思ってましたよ。「昨日○○兄さんがね、」とかよく喋ってたから。…ツンデレっすかね」

チョロ松「…あぁ、かもね。……ふふ、ありがとう夏木くん。なんかいいこと聞いちゃった気がするな…あとで松華に聞いてみよ」

凜「あはは、…俺が言ったって言わないで下さいよ？なにされるかわかんねーんで…」

チョロ松「わかった。…じゃあそろそろちゃんと料理のほう専念しよう」

凜「ウィッス」







なんか松華の兄さんと仲良くなれた…気がするな。

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