あなたは人狼ですか？( 'ω'o[工事終わってなかったーー]o

#11 ページ15

─side凜─



…朝。




そんな気がして、目を開いた。







…昨日は食器片づけとかもやって…

疲れ切って寝たから、夜中は爆睡だったみたいだ。






(…？)






外が騒がしい気がする。


ばたばたと走る音…が、俺の部屋の前で止まった。





(どんどん、




凜「はい、誰？」


「凜、僕！カノ！！ねぇはやく！はやく出て来てッ…」






修哉の切羽詰まった声色に、自分たちが今置かれている状況を思い出す。



寝間着に使っていた烏野バレー部のジャージのまま、外に飛び出した。






凜「修哉、…どこで、……誰が」


カノ「一階…っ、ぅ、…あ、やだ…！」



そう言って頭を抱えてしゃがみ込んでしまった。


そんな彼の背中を撫でる。







凜「呼びに来てくれてありがとうな。…話し合いとかの時間になったら呼びに行くから、部屋戻ってろ」


そう言うと、彼は力なく立ち上がり、自室に戻って行った。








その後ろ姿を後目に俺は階段を下る。



(あいつの様子からして…昨夜噛まれたのは…修哉の知り合い…、

メカクシ団の、誰かだ…きっと)




嫌な推論を並べながら、辿り着いたのは一階。

ホテルのエントランスの様なところに、人集りが出来ていた。









その、中心。




彼らの視線の先に、彼女は変わり果てた姿で横たわっていた。









凜「モモ、…ちゃん…？」









「いゃああああああああああ！！！」



少女の亡骸に、誰かの悲鳴が虚ろに響く。


赤く染まる床、俺は無力感に襲われ膝から崩れ落ちた。









【初日夜の犠牲者】

如月モモ

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