9 〜fin ページ28
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ぎゅっと私の服を握る手に力を入れるジョングクくん。
でも、私は何事かさっぱり把握できていなくて。
そんな私に気づいたのか、
彼は少し体を離して、私の顔を覗き込んだ。
「…何も聞いてないですか」
「え、うん、たぶん…」
何も、って…、何が？？
私の答えに、ジョングクくんはなぜかほっとしたように息を吐いて、私の頬に鼻を擦り付けた。
「…なら、いいんです」
「え、でも、」
「いいんです、気にしないで」
「いや、でもテヒョンく」
「その名前は記憶から抹消してください」
「え、でも」
「早く」ギロ
…え。
なんか…久々に睨まれた…。コワイ
「あ………ハイ」
おとなしくそう返事をすると、
なぜかじっと私を見つめてくるジョングクくん。
…な、何？？
「………忘れましたか？」
あ、確認するんだこれ…
「…はい」
いや、覚えてるけど。
こう答えないとダメな気がします、ハイ。
テゴン、テゴン、テゴン…ととりあえず上塗りするように頭の中で唱えていると、またこん、と肩に彼の頭が載って、ぎゅぅと抱きしめられた。
「……俺より仲良くなっちゃ、やです」
きゅん。
……いやいや、そんな。
なるわけなかろうも…。
とはあえて言わず、うんとだけ呟いて、私もその大きな背中に手を回した。
.
…ちなみに、私がこの時のジョングクくんの言葉の意味を知るのは、実はこの日塾に出勤した時のことなんだけれど。
テヒョンくんの研修を担当することを聞いて、その後すぐジョングクくんの言葉を思い出して。私がにやけそうになったのは、きっと言うまでもないでショウ。
彼と付き合って、もうすぐ半年。
ちょーっとだけわがままになった彼。
私は未だに、
そんなジョングクくんに、夢中です。
-fin
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ももたろう - このグクがいっちばん好きです。可愛い時期も、生意気な時期も全部好きです(*^_^*)今まで更新お疲れ様でした！これからも素敵なお話を期待してます♪ (2016年8月1日 22時) (
レス) id: cecc1bba60 (このIDを非表示/違反報告)
松田(プロフ) - 今までほんとに見ていて楽しかったです!お疲れ様でした! (2016年4月20日 3時) (レス) id: 389b0c5278 (このIDを非表示/違反報告)
チニョン(プロフ) - 時間外恋愛 もう本当に最高でした！！°°・(＞_＜)・°°キュンキュンが止まりませんでした〜！こんな素敵な作品を書けちゃう作者様尊敬です！！°°・(＞_＜)・°° (2016年4月19日 19時) (レス) id: 7020438c44 (このIDを非表示/違反報告)
月野(プロフ) - 時間外恋愛大好きです(T_T)瑠良さん、素敵なお話をありがとうございました(泣) (2016年4月19日 4時) (レス) id: e6c8cdcbc8 (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - あぁーーーーキュン死にしそう！！！このグク大好物です(笑)瑠良さん最高ーーー(///∇///) (2016年4月7日 3時) (レス) id: 70ca1651aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠良
| 作成日時：2016年3月19日 0時
