苦い苦いお砂糖さん。《SUGA》 (ページ48)

今日:20 hit、昨日:1 hit、合計:88,988 hit

解決と純白ページ48

「…」

動かない。

体が、動かない。

「…」

唯一開く目は、見える限り純白しか映さない。

…動かない。

ここ、どこ。

いつの間にか眠りについていた私。

目を覚まして、数分経つと頭も冷静を取り戻してきた。

太ももに感じる重み。

…何だろう。

「んっ…」

ふんっと、全身に力を入れて頭を浮かす。

またまた純白。

そして、これまた純白の砂糖、ゆん。

「ゆ、ん…」

私の太ももに顎を置いて、静かに眠ってる。

本当に私の彼氏は寝顔が可愛い。

白い透き通った肌に、塩顔。

おじいちゃんっぽくて、でもかっこいい。

しばらく眺めているうちに、ここが病院ということがわかった。

漂う消毒の匂いに、真っ白な部屋。

「迷惑、だっただろうな」

SG「…ッ」

「あ」

SG「A…ん…」

寝ぼけてるゆん、レア。←

「うん。…ごめんなさい。私、倒れたりしたの？」

SG「…うん。疲労が重なってるからしばらく休んだ方がいいって」

「…え」

SG「何？し、ば、ら、く、お休みだよ」

「…やだ」

SG「何、ワガママだね笑」

「私、オンニ達の事気になる」

SG「そっち笑」

「どうなったの？」

SG「俺がマネヒョンに言って、あの五人は活動停止だそうだ」

「……良かった」

SG「でも、本当に、俺はAに大変な思いさせたな。倒れたりするとは…」

「ゆーん」

SG「？」

「もう、いいよ笑
私も悪いし、ゆんも悪いのかもしれないけど、
一番はオンニ達の嫉妬から始まった事であって、それが一番悪いんだから。

…私は、いつも通りの日々を、
あのメンバー、そしてゆんと過ごしたいなぁ」

SG「そ、そうだな。
…Aは、テヒョナよりしっかりしてて安心」

「え？私、テテくんっぽいの！？何、どういう事！？」

SG「落ち着け落ち着け」

「あ、うん」

SG「Aは、楽しいとテヒョナっぽくて、冷静な時は大人っぽい。

…ギャップ、ってやつ？」

「えっ…知らなかったよそんな事！」

SG「知らなくていいですー俺だけの特権ですー」

「もう、ゆん！」

SG「怒んなよ、ってか何処に怒る要素あんだよ」

「私、本当に、ゆんが、好き！！！」

SG「……熱でも、出たの//」

「照れてる？

私は、この世界で、ゆんと結ばれて、

本当に嬉しいの！」

塩ゆんぎと砂糖ゆんぎ。

×A

第2章が訪れようとしている__