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JK「……どうして、ですか？」
つっかえているその言葉からも、ジョングクが動揺していることが伝わってきた。
「……ごめんなさい」
ごめんなさい。
そう謝ることしかできない。
JK「え、だって、ヌナ思い出してくれたんじゃないの…？」
震える彼の言葉に、また溢れてきそうな涙を必死に堪える。
今泣いちゃだめだ。
前世を思い出したのにどうして。
そんな彼の言葉が更に私の心を辛くさせたけれど。
「本当にごめんなさい」
謝ることしかしない私にきっとらちがあかないと思ったんだろう。
JK「………とりあえず家まで送ります」
そう言って彼は車を走らせた。
気まずい沈黙が車内を包む。
私たちの間に立つ音は、私が流している彼らの音楽だけ。
私が大好きな曲が流れる。
前にこの曲が好きだって言った時に、突然黙り込んだジョングクを思い出した。
「……送ってくれてありがとう」
早くこの空間から解放されたくて足早に車から降りようとする私を、ジョングクは逃してはくれなかった。
JK「ヌナ、俺自惚れてたのかな」
自嘲的にそう言葉を漏らしたジョングク。
JK「……俺、勝手にヌナは俺と同じ気持ちでいてくれてるって、そう思ってた」
同じ気持ち。
私だってあなたが心から好き。
前世とか、アイドルとしてのジョングクとか、
そんなものを全て取り除いた、
そんなあなた自身を。
「……もう、ジョングクとは会えない」
ああ、私最低だ。
泣かないって、そう決めていたのに。
JK「ヌナ！」
そう私を強く呼ぶジョングクの言葉は聞こえないふりをして、逃げるように家へと駆け込んだ。
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はなふみ(プロフ) - 何度読んでも泣ける。本当に好きです。この2人のいろんなお話もっと読みたいです。 (10月25日 17時) (
レス) @page41 id: 6d9123cedb (このIDを非表示/違反報告)
baaangnxxe(プロフ) - 最強に面白かったです！！ (2022年4月14日 0時) (レス) @page40 id: 18d308352e (このIDを非表示/違反報告)
si - もうとにかく泣きました (2021年10月19日 22時) (レス) @page41 id: 2a6eaa30f9 (このIDを非表示/違反報告)
BTS#ARMY - すみません！このお話が好みすぎて何回も読み返しました！まことにすみませんが私、別のサイトにある事情でいけないんです。なのでどうしても残り4つのお話が読みたいです！この占いツクールで残り4つのお話を公開していただけないでしょうか！すみません！！ (2020年12月9日 19時) (レス) id: 69ef3f7b11 (このIDを非表示/違反報告)
天才みんしゅが - もう、これは映画化決定ですね。何回涙が出てきたことか…泣 って言うか、ジョングクの子供って、奥さんすんげぇブスでも絶対美形ですよね?!映画化されるのを待ってます！ (2020年8月6日 15時) (レス) id: 9a112d06cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナノカ
| 作者ホームページ：
作成日時：2020年4月12日 17時
