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宴会ジュース ページ10

そして二人ともジュースが出来たので飲んでみると、皮の苦味もあるしミカンそのものの甘さもあり、私好みの味で、謙信はすこし苦いと言っていたけれど美味しそうに飲んでいた。

『おーい、俺ー。君も酒ばかり飲んでないでジュースを飲みなよ』
「んー、そろそろそうしようかな。ただ、君ってお酒飲めるの?ウチでは主が見てなかったら飲んでもいいけど。今主潰れてるし、飲むかい?」

どうにも自由すぎる本丸の気がするけどまぁいいかと思い、前の本丸ではかなり飲む方だったので適当に酒瓶を持ってきて何かを披露するであろう場所に登り、大声を出して注目させる。

『おーい!俺!!見ててくれよー!』
「キミまさか…!」
「アッハハハ!アンタ良いねぇ!そんなちんまい体で飲む気かい!!気に入ったよ!!」

次郎太刀が囃したててくれたので皆がこちらを向いたから、蓋を開けてラッパ飲みをする。

そして飲み干した後、かなり酔っ払った長谷部が同じくラッパ飲みで倒れ、次に見た目からは想像出来ないけれど五虎退が上がってきた。

彼はあれでも謙信公の元に居たのだ、大酒のみが移って居るのかもしれない。

「あ、あのっ、ぼくも、頑張りますっ!!」

たどたどしいけれど酒の蓋を開ける作業が手慣れすぎていて、かなり飲んでる事が分かる。

そしてラッパのみ。
ただ、私の酒はさっき気付いたが度数が低いのであまり酔わない処か水を飲んでる気分にすらなる。

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作者名:湖江 | 作成日時:2018年8月30日 0時

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