昔ばなし ページ22
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LN「あぁ…はい。分かりました」
プロデューサーの言ったことを鵜呑みに受けて、
私はこの日から非公開練習生となった。
それから防弾少年団としてデビューすることに決まってからも、
私とテヒョンだけがずっと非公開として扱われていた。
LN「デビューするって言われてるけどさ、本当にできるのかな？」
V「え？」
LN「色んなメディアで告知してるけど、私達が映像に映ることはないじゃん。それって存在してないみたい」
V「んー、でも秘密兵器みたいでいいじゃん」
LN「何それ…厨二病じゃん」
V「十分かっこいいでしょ。"秘密兵器"」
どちらかがネガティブになっても、
絶対に片方はポジティブに考える。
そうやって支えあってきた。
これからも、ずっとそうしていけば
どんな困難があろうとも乗り越えられる。
デビュー前までは、そう思っていた。
PD「うーん…予想はしていたものの…やはり認められるまではこうなってしまうな」
MG「公式のSNSなどにも増えているので、本人も意図せず目にしてしまう恐れがあります」
PD「過激なものは法的処置をとって様子をみようか」
MG「…分かりました」
PD「それと同時にAのケアも」
MG「はい。一度メンバーや周りのスタッフにも様子を聞いてみます」
PD「うん。そうしよう。
A…紅一点は思ったよりも大変だぞ…」
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作者名：うゆ | 作成日時：2021年11月15日 4時
