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昔からずっと、幸せそうな家族が羨ましかった。
母はずっと父に暴力を振るわれていた。その矛先が私に向く前に離婚したものの、あの日々の光景は今でもはっきりと覚えている。
小さい頃は自分なりに母は父に嫌われているからああなっているんだと考えていた。
今思えばそんな簡単な話ではないんだけど。
『てひょん……』
TH「…ん？」
だけどその考えのせいなのか、私はいつしか人に嫌われるのが怖くなっていた。特に異性からもたれる好意に拒めば私も母みたいになってしまうのではないか、なんて事をいつも頭の隅で考えてしまっていた。
その結果、付き合った男とは「何考えてるか分からない」とか「素じゃないよね」とかいう理由で長続きしなかった。
『寒い……』
TH「服着る？」
で、あの日バイトの後テヒョンとやってから見事に仲の良い普通の友達から都合のいい体だけの女に成り下がった私である。今日もまたテヒョンが合鍵を使ってうちに来てはこういう事をしてしまっている。はあ、だめだこりゃ。
『寒くて布団から出られないんだけど』
TH「お前って寒がりなんだ」
『…笑ってる場合じゃない』
テヒョンがどういう考えで私の所に来るかは分からない。まぁずっと狙ってた女抱けてラッキーくらいの感覚だとは思う。そんな女の子なんか山ほどいるだろうし。だけど拒めない自分も自分だ。私の事好き？なんて軽く聞ける女の子が私は死ぬほど羨ましいよ。
TH「いや良いこと知ったなぁって」
だけど時々見せるテヒョンの無邪気な笑顔に調子狂わされてるのは事実。他の女の子にもこんなんなのかな？絶対みんな勘違いしてるって。タイプだったら確実に私も堕とされてるもん。
『服取ってよ』
TH「やだー」
『殴るぞ』
TH「ひっつけば良くね？」
真冬に布団の中で裸で抱き合う馬鹿がどこにいるんだよ。でもまぁ満足そうだからいっか。風邪ひいたらテヒョンのせいにしよ。
TH「そういえば明後日の飲み会来ないの？」
『あー、大学の実習あって間に合わないから行かない事にした』
って話をそっくりそのままジニオッパにだけしたはずなんだけど。さてはあの店長テヒョンに言ったな。これはめんどくさいぞ。
TH「別に遅れて来てもいいじゃん。みんな喜ぶだろうし」
『あー…まぁ、うん…』
TH「じゃあ決定な。絶対来いよ」
私に拒否権はないらしい。
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yaaaaaa(プロフ) - 久しぶりの更新ありがとうございます！待ってました！！ (1月27日 1時) (
レス) @page35 id: f46b3e736d (このIDを非表示/違反報告)
さきさ - 更新楽しみにしてます (2020年2月17日 15時) (レス) id: e6e114cdbd (このIDを非表示/違反報告)
Haruka Abe(プロフ) - グクの快進撃楽しみです、、、！ (2020年2月2日 1時) (レス) id: a5df0a293e (このIDを非表示/違反報告)
うゆ(プロフ) - ビス子さん» ありがとうございます！皆様からのコメントはとても励みになります、、更新頑張ります！ (2020年1月18日 22時) (レス) id: d986d49a6b (このIDを非表示/違反報告)
ビス子(プロフ) - このお話とても楽しみにしています！更新頑張ってください！！！ (2020年1月18日 22時) (レス) id: 28551acdb9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うゆ | 作成日時：2019年12月13日 0時
