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『……』
ジミナが帰った後再びオムライスに手をつけたんだけど、何故だか沈黙が流れる。なんだろう…気まずいとかそういうんじゃなくて、私が食べる側だからテヒョンが喋ってよ？って感じ。
でも待てども待てどもテヒョンは食べてる私をずっと見てるだけ。
『…食べにくいよ』
TH「一口ちょーだい」
私の言葉を綺麗に無視したテヒョンはついに隣にやってきた。なんだ…オムライスをずっと狙ってただけか。しょうがない奴だなと思いながらも、最後の一口をスプーンに盛って口の前に差し出した。
『はい、あーん』
TH「ん、うま」
いや、なんでそんなに見せつけるかのように食べるの？しかも私のこと見ながら。なんかえろいし。
『…なに今の食べ方。普通の女の子にしたら引かれるよ』
TH「いや普通の女はこれで堕ちるから」
『理解できない…』
食べ終わったお皿を片付けるために立ち上がると、テヒョンが私の前に立ちはだかった。普通に邪魔なんですけど…
『なに？』
TH「俺、男なんだけど」
『はい？……ちょ、』
流石に知ってるわ、と突っ込もうとしたらあろうことか目の前のテヒョンに抱きしめられた。それもぎゅっとか可愛いもんじゃなくて、苦しいほどに強く。
TH「どうやったら俺の事意識すんの？」
『えっ…』
TH「バイト中にちょっかい出しても距離近くても何も気にしてないしさ」
そう言われてこの状況が普通ではないことによくやく気づいた。そして抱きしめられて初めてテヒョンのガタイの良さとか男特有の固さを実感した。
テヒョンってこんなにでかかったっけ…そんなことを意識し出したらなんだか恥ずかしくなってきてテヒョンから離れた。
TH「マジ腹立つ」
怒ってる…？恐る恐る顔を上げるとテヒョンの黒い瞳とかち合った。
TH「今ここで犯したら俺の事男として意識する？」
マジだ、この人。本気で言ってる。やばい、逃げないとって体中の危険信号が鳴っているのにテヒョンはそれを許さなかった。
TH「逃がさねぇよ」
『んんっ…！』
頬を片手で掴まれほぼ無理やりキスをされた。最悪だ。必死に抵抗しても後頭部を掴まれてるせいで顔を背けることすら許されない。
『はっ…ぅ、んっ…』
慣れたようなキスが気持ちよくて嫌でも鼻から抜けるような声が出てしまう。
『やっ、だ…やだ…！』
TH「無理、今更止まんない、」
理性がある最後に見たのはテヒョンの獣のような鋭い瞳だった。
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yaaaaaa(プロフ) - 久しぶりの更新ありがとうございます！待ってました！！ (1月27日 1時) (
レス) @page35 id: f46b3e736d (このIDを非表示/違反報告)
さきさ - 更新楽しみにしてます (2020年2月17日 15時) (レス) id: e6e114cdbd (このIDを非表示/違反報告)
Haruka Abe(プロフ) - グクの快進撃楽しみです、、、！ (2020年2月2日 1時) (レス) id: a5df0a293e (このIDを非表示/違反報告)
うゆ(プロフ) - ビス子さん» ありがとうございます！皆様からのコメントはとても励みになります、、更新頑張ります！ (2020年1月18日 22時) (レス) id: d986d49a6b (このIDを非表示/違反報告)
ビス子(プロフ) - このお話とても楽しみにしています！更新頑張ってください！！！ (2020年1月18日 22時) (レス) id: 28551acdb9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うゆ | 作成日時：2019年12月13日 0時
