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*
風呂から上がると父さんが帰ってきていた。
「おかえり」
《ああ、ジョングクか…》
何やら深刻な表情をしている。
これは、あれだ。
うん、だいたい想像つく。
《今からおばさんちに行くけど…お前も行くか？》
「ああ、うん」
やっぱりな。
《Aは…》
「二階にいる。俺が言おうか？」
《ああ、助かる。ありがとな》
そう言うと父さんは分かりやすくホッとした顔に変わった。
俺もなるべくこの役割は受けたくないんだけど。
まあ、いいや。
「A」
『ん？あ、お風呂上がった？』
「今日晩飯作んなくていいから」
Aの部屋に行き、そう言うと
案の定 なんで？って顔で俺の方を見つめるA。
相変わらず可愛いな。
…じゃなくて、
「おばさんち行くって」
『…ああ、そうなんだ』
一瞬嫌な顔をしたA。
俺にはバレバレだよ。
「嫌なら別に行かなくてもいいけど」
『ううん、行く』
すぐいつもの顔に戻したつもりなんだろうけど、
無理して笑ってること俺には分かるよ。
父さんが可哀想だから。
とか思ってるんでしょ、どうせ。
そうやって周りの顔色伺ってばっかなところ
Aの悪い癖だよ。
『何着て行こう…ジョングク選んでくれない？』
「…これは」
俺が渡したのは黒い無地のTシャツ。
それを見たAは、苦笑い。
『んー…地味っておばさん達に言われそう、』
Aは、親戚のおばさんたち
つまり父さんの兄弟やその他諸々に毛嫌いされている。
そもそも、おばさん達はAを養子に迎える事を反対していたらしい。
理由はAの母親。
俺も詳しくは知らないけど、まあ変わった人だったらしい。
だから、父さん側の家柄てきに
そんなケッタイな母親の娘を迎え入れるわけにはいかないんだってさ。
笑えるよね、ほんと。
Aは何も悪くないのに。
『でもこれでいいや。ジョングクが選んでくれたやつだし』
ああ、こういうとこ。
ほんとずるい。
*
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まい(プロフ) - 第1章おつかれさまでした！続きも気になるところですが新作もグクとヌナと聞いてとても気になっております！！！どちらも楽しみにしています！いつも素敵な作品をありがとうございます^^ (2019年3月19日 11時) (
レス) id: 14d58fc984 (このIDを非表示/違反報告)
chiharun(プロフ) - どうしようもない女pt2が読みたいです (2019年3月19日 10時) (レス) id: 39d0501df3 (このIDを非表示/違反報告)
chiharun(プロフ) - 続き気になります！ (2019年3月18日 21時) (レス) id: 39d0501df3 (このIDを非表示/違反報告)
ケイキ - とっても、面白いです。更新、楽しみにしてます。(続きが気になる…………)頑張って下さい!!! (2019年2月8日 23時) (レス) id: f984a78910 (このIDを非表示/違反報告)
レモン - 面白かったです！評価させて頂きした。更新頑張ってください！ (2019年2月8日 20時) (レス) id: 53d847b889 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うゆ | 作成日時：2018年10月22日 23時
