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『ただいまー』
昔からの習慣で家に帰ると必ずこう言うようになった。
「おかえり」
『お、ジョングク久しぶり』
大学生の弟ジョングク。
我ながらめちゃくちゃイケメンだと思う。
さすが私の弟。
まあ、性格は生意気だけど。
「またあいつのとこ行ってたの?」
『合宿どうだった?』
知らんぷりしてそう聞くと、ジョングクがムッとした顔になった。
あ、機嫌悪い時の顔だ。
こういうところがまだ子どもで可愛いよね。
「俺の質問に先答えてよ」
まあ聞くまでもないけど。
そう言ったジョングクは私の髪に鼻を近づけた。
『ちょっと、なに?』
「タバコの匂い」
嘘でしょ。
だって、朝一でシャワー浴びてきたし。
『はあ、別にいいでしょ』
ほんと、いつも何かと私に突っかかってくるよね。
「よくない」
『なにが』
「朝帰りが俺の教育によくない」
『あっそ』
別に親も何も言わないし。
そんなの言ってくるのジョングクだけだし。
でも、だからかちょっと嬉しかったりする。
『あんたどんなけ姉ちゃんのこと好きなの』
だからいつもこうやって言ってやる。
「うるせえよ」
まあ決まってこう言い返されるんだけど。
『で、合宿はどうだったの?』
「キツかった」
『ふーん』
「なんで俺サッカーなんかやり始めたんだろ」
あれ、覚えてないの?
私が高3の時にサッカーしてる人ってかっこいいよねって言ったら
その3日後くらいに突然サッカークラブに通い始めたんじゃない。
『ほんとシスコンね』
「は?黙れよ」
結局それから今までずっとサッカー続けてるし、
本人はそのせいで彼女できないとかなんとか言ってるけど。
でも高校の時に一度だけ家に連れて来てたな、確か。
その時の彼女がなんとなーく私に似てたような、そうじゃなかったような。
「今日は夜出かけんの?」
『まだ分かんない』
「…たまには家にいろよ」
やだ、可愛い。
『しょうがないなあ』
「父さんが寂しがってる」
『ジョングクも、でしょ?』
「うっせえ」
素直じゃないんだから。
『じゃ、私は今から寝るので』
「おい、ソファーで寝るなよ」
『なんでー』
「邪魔」
仕方ないので自分の部屋で寝ることに。
『夕方までに起こしてねー』
「却下」
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まい(プロフ) - 第1章おつかれさまでした!続きも気になるところですが新作もグクとヌナと聞いてとても気になっております!!!どちらも楽しみにしています!いつも素敵な作品をありがとうございます^^ (2019年3月19日 11時) (レス) id: 14d58fc984 (このIDを非表示/違反報告)
chiharun(プロフ) - どうしようもない女pt2が読みたいです (2019年3月19日 10時) (レス) id: 39d0501df3 (このIDを非表示/違反報告)
chiharun(プロフ) - 続き気になります! (2019年3月18日 21時) (レス) id: 39d0501df3 (このIDを非表示/違反報告)
ケイキ - とっても、面白いです。更新、楽しみにしてます。(続きが気になる…………)頑張って下さい!!! (2019年2月8日 23時) (レス) id: f984a78910 (このIDを非表示/違反報告)
レモン - 面白かったです!評価させて頂きした。更新頑張ってください! (2019年2月8日 20時) (レス) id: 53d847b889 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:うゆ | 作成日時:2018年10月22日 23時