熱愛発覚？ ページ10
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テヒョンが寄りかかってすりすりしてくるもんだから、
だんだんワンコに見えてきた。
LN「テヒョンは、あの記事見て信じたの？」
V「うん、当たり前じゃん。ご丁寧に写真まで載せられてるんだから」
LN「ごめん、ほんと、全然後のこと考えてなかった…
でも、もしそういう人ができたら、絶対に皆んなにはすぐ報告するよ」
V「…そういう問題じゃない」
LN「ええ、どういう問題、？」
頭の中で必死に考えていると、左手にテヒョンの
大きな手が重なって、ぎゅっと握られた。
V「そもそも男と2人で旅行とか行くなよ…」
LN「ごめん…でもほんとにソンウは友達だよ。
仮に彼氏だとしたら絶対に撮られるような事しないって、
テヒョンなら分かってくれるでしょ…？」
V「分かるよ、けど、彼氏とか言うな」
LN「仮の話じゃん！」
V「それでもやだ。Aに彼氏とか、そういうのむりだから」
あなたは私の父親かな？
ワンコの次はお父さんに見えてきた。
V「しかもソンウの事好きだったって？…聞いてない」
LN「それはめっちゃ昔の話だし、好きになったのは一瞬だよ！」
V「でもまた好きになるかもしれないじゃん」
LN「それは無い！ねえ、どうして信じてくれないの〜」
テヒョンの機嫌が治る気配すらなく、こちらも必死になってきた。
どうすればいいのー！
LN「そんなに私のこと信用できない…？」
V「信用とか、そういうんじゃなくて、ちゃんと繋いでおかないとどっか行っちゃいそうなんだよ…」
ぎゅうとさらに強く握られた左手。
私、そんなに危なっかしいのかな…
LN「どこにも行かない。信じてよ、テヒョンア」
V「うー…ずるい…」
いや、このタイミングでこっちに全体重かけてこないで！
潰される…！！
LN「おーい、テヒョンさーん」
背中をベシベシ叩いても退いてくれる気配は無し。
さすがに押し潰されたままだと体が痛くなってきた。
もしかして…
LN「寝てる……」
これは起こしても起きないやつだ。
なんとかテヒョンから抜け出し、
ブランケットを掛けてあげて私も隣に寝転んだ。
LN「おやすみ、テヒョン、タナ」
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作者名：うゆ | 作成日時：2022年5月14日 22時
