ジョーカー・ゲーム14 ページ27
結「呆れたよ、雅野のテクニックとはいえ酔った勢いであそこまで機密事項をペラペラと喋っていくやつだったとは…」
「しかし、座敷に落としたはずのシガレットケースを酔っ払った勢いで蹴飛ばし廊下に出してしまったことは雅野にとっても予想以上の馬鹿なやつだったのだろう」
「それでも雅野は頭の回るやつだ。座敷以外にシガレットケースが落ちていた時は左手でとっていただいても問題ないようにしますと事前にいっていたからな」
まるでその時の彼女の顔を思い出すかの様に満足気に結城中佐は笑っていた
結「実際私の方も廊下にシガレットケースは落ちているし、右手は芸者にとられていた…あの場合は左手で拾わない方が不自然だったし雅野の言葉を試してみることにしたんだ」
「その後は女将にシガレットケースを預けて帰ったがまさか貴様に調べられるとはな…」
そして結城中佐は静かに言った
「今回の件で武藤はD機関に協力せざる負えなくなった。なんせうちはろくな予算もつかない貧乏所帯だからな」
その言葉で気がついた
結城中佐と雅野が武藤大佐をつけていたのは参謀本部から機密費を引っ張り出そうとしていたのか
そして自分が何かに気がついたとしても不要なことを武藤大佐に報告しないように逆に雅野が見張っていたということか
そんなことを考えていると声が聞こえた
結「貴様、うちで訓練を受ける気はないか？」
その言葉にハッとしたが
目の前を軍隊が歩いたことにより我に返った
佐「自分はあくまでも軍人です。いつでも腹を切る覚悟はできています。ただ…」
そういい、慌てて黙り込んだ
【ただ…この歳で駒として使い捨てられるのはごめんだ】
目の前で見える桜吹雪はまるで雅野が笑っているかのように感じられた…
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雅(プロフ) - ボーちゃんさん» 見落としておりました…ご指摘ありがとうございます！次回作作るときはしっかりと気をつけたいと思います(>_<) (2016年10月9日 18時) (
レス) id: 20662bc884 (このIDを非表示/違反報告)
ボーちゃん - 次回作を作る時はお気をつけ下さい。長々と失礼しました、更新楽しみにしてます。 (2016年5月28日 18時) (レス) id: c86eba8d43 (このIDを非表示/違反報告)
ボーちゃん - 5まで続いているのにスミマセン。ダブル・ジョーカー(小説)の方で結城中佐が「女はD機関へ入れない」と発言していましたが、原作無視ですか、？知らなかったのなら別に良いですけど。この話自体は面白いと思います、やめろ、とは言いませんが→ (2016年5月28日 18時) (レス) id: c86eba8d43 (このIDを非表示/違反報告)
雅(プロフ) - RANさん» コメントありがとうございます！ご希望に添えず残念です(>_<) (2016年5月17日 10時) (レス) id: 2e5ee47d8b (このIDを非表示/違反報告)
雅(プロフ) - ユキさんコメントありがとうございます(^^)これからも楽しんで読んでいただけたら嬉しいです♪ (2016年4月28日 1時) (レス) id: fb97605045 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雅 | 作成日時：2016年4月26日 0時
