SEVEN【JK】 (ページ9)

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今映画館でライブビューイングを観ている。

輝いているワールドスター。

画面越しに観る彼は本当に遠く。

これが本来の正しい位置関係。

寂しいような虚しいような気持ちを抱えながらも、グクの笑顔や歌声が心を躍らせてくれる。

ステージでパフォーマンスを繰り広げる彼。

この日のためにたくさん練習したんだろうな。

会場にいる人達は嬉しいだろうな。

私の中でマイナスの感情とプラスの感情が複雑に混ざって、スクリーンを眺めながら冷静に評価していた。

ライブも終盤になるにつれ、豪華な演出が増えていく。

光で満たされた会場は、まるで巨大なイルミネーション。

曲が終わり、カメラの前に立って、話し始める。

「seven、coming soon！」

その言動にはっとする。

手は【金曜日】を示す形。

金曜日の7時に行くよ、という暗号。

「あっ...！」

思い当たる場所があった。

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