検索窓
今日:6 hit、昨日:3 hit、合計:15,087 hit

29 ページ29

 
 
 
 
 
「んん……」


泣き疲れて眠って、また朝が来た
まだ僕の目は覚めていないみたいだ
今何時?

けーたいけーたい
ごそごそ枕元を探しても携帯が見つからない

「あれ、どこいっちゃったの……」


王女様に名乗りもできなかったし
靴はうまく脱げてくれないし
スマホは失くすし

「最悪……」


王女様の名前ぐらい、知りたかったのにな


いつもよりは部屋の中が明るいからきっと寝坊してる
ドアのそとがうるさいのは、ジミニヒョンあたりが
僕が起きないからまた騒いでいるんだろう
いつも騒ぐくせに起こしには来ない
朝食係クビにしてくれたらいいのに、どうせ起きられないし



「昨日の舞踏会にはこの二人が参りました!」


ドアを開けると廊下の先から、ホソギヒョンの元気な声が聞こえる
誰かと話しているみたいだけど相手の声は聞こえない
近づいて中を静かに覗いてみた


「ではこちらに照合を」

低めの声が心地よく響く
ん、どっかで聞いたことがある声だな

「あぁ」

ジミニヒョンがため息まじりの声を漏らす

「では次はテヒョン様、こちらへ」

テヒョンイヒョンが一歩前に出る


「違いますね」

「うーん、だって持ってるもん、僕自分の」

なんの話だろう
こっからじゃホソギヒョンに隠れて何やってるか見えない

30→←28



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (37 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
126人がお気に入り
設定タグ:bts , ジョングク , 防弾少年団   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2022年9月6日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。