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「こんばんは」
「ユンギヒョン！」
「え、どこかでお会いしてましたか？」
ユンギヒョンはにっこり笑って挨拶してくれたけど、
突然僕に名前を呼ばれて目をパチパチと瞬かせた
「王女様がお呼びです、こちらへ」
え、
えぇ？！
王女様が僕を？！
まずい、今そこへ行ったらさすがにヒョンたちにバレてしまうかもしれない
おろおろする僕を見て何かを察したのか
「どうぞ、ご心配なさらずに」
そう声をかけてユンギヒョンはそのまま歩き出した
慌てて僕もついていく
「お連れいたしました」
そういうとユンギヒョンはまた王女様の隣に戻る
ドキドキしながら王女様の前に立って頭を下げて挨拶をした
ジミニヒョンとテヒョンイヒョンは僕を一瞥して一瞬固まったけど
何も言わずに少し横に避けるようにして立っている
もしかして、バレちゃった？
でもそんなことより
目の前でみる王女様は本当に綺麗で
結構現実世界でも綺麗な人を見慣れてる方だと思ったんだけど
今どこの誰に似ているかは思い出せなかった
『初めまして』
そう言ってふんわりと、周りに花が溢れるように笑う王女様
そこから先は何を話したのか、頭が真っ白で覚えていない
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作者名：紫 | 作成日時：2022年9月6日 2時
