君との距離【JK】 (ページ6)

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『あ、オッパ！』

さっきの暗い気持ちなんてどこへやら

オッパを見るとどうでもよくなった

JK「ん…弁当ありがと…」

オッパは空の弁当箱を渡してきた

『食べて…くれたの？』

JK「残すともったいないし…仕方なく」

YN「ふふ、A固まってる」

そりゃ固まるよ

あのオッパがありがとうとか言うんだもん

もう天国召されていいよ私

JK「…お前生きてる？」

しばらく感動に浸っていると

気がついたらオッパが私の前で手をヒラヒラさせてた

うんその表情も素敵

もうさ

『オッパ結婚しよ…』

思わずプロポーズしたら

JK「むり却下」

見事に玉砕

YN「ふふ、おふたりでごゆっくり～」

私とジョングクのやり取りを静かに見守っていたオンニは気を使ったつもりなのか自分の部屋に行ってしまった

JK「…おいお前のせいで」

オッパに睨まれた

『オッパもっと睨んで』

JK「はぁ…ユナの部屋行くわ」

オッパはオンニのあとを追って部屋へ行ってしまった

やっぱりオンニを選ぶんだ

オッパが私を優先してくれる日がくると信じて私は溢れそうになった涙をこらえた